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【連載】巻き返せ(5)~野村祐輔投手編~

【連載】巻き返せ(5)~野村祐輔投手編~

昨年、成績を落としてしまった、存在感が薄くなってしまった…しかし、過去の実績を見ると、ぜひ本来の調子や存在感を取り戻し、戦力になってほしいと思う選手をピックアップしてみようという連載「巻き返せ」。第5回は野村祐輔投手を取り上げてみたいと思います。

まずは野村投手の一昨年と昨年の1軍での成績を振り返ってみましょう。

【2017年】
 25試合 9勝5敗0S 防御率2.78
 155.1イニング 
 被安打:152 
 四死球:42
 奪三振:106
 自責点:48
 
【2018年】
 20試合 7勝6敗0S 防御率4.22
 119.1イニング 
 被安打:136
 四死球:32
 奪三振:60
 自責点:56

 
 
さらにさかのぼって2016年は、味方打線の援護もあって、自身最多のシーズン16勝をマークし、最多勝のタイトルを獲得するとともに、チーム25年ぶりのセリーグ制覇に貢献しました。2017年は他球団のマークが厳しくなる中で、9勝に終わったものの、防御率は2点台と、内容はけして悪いものではありませんでした。

そして、昨季。初の開幕投手を任され、それは首脳陣からの「今年のエースはお前だ!」というメッセージだったのでしょう。その試合で6回を投げて3失点と、先発として何とか試合を作る野村投手らしいピッチングで勝利投手となりました。

続く4月6日の横浜DeNA戦では8回3失点で2勝目を挙げて、順調なスタートを切ったかに思われました。しかし、昨季の登板で最も長いイニングを投げたのはこの試合。先発投手として1イニングでも長く…を目標に掲げていたにもかかわらず、その後は長くて7回。6回前後でマウンドを下りることがほとんどでした

またシーズン途中には背中の痛みで戦線を離脱した時期もあり、3年ぶりに規定投球回数に届きませんでした。打線の援護もあって7勝を挙げたものの、防御率も3年ぶりの4点台と苦しみました。
 
技巧派の野村投手ですが、それでもかつては140キロ台中盤のストレートを投げ込んでいた時期もありました。しかし、昨季はストレートが最速でも140キロ代前半で、球威も感じられません。粘られて四球という場面も目立ちました。また先発としては、立ち上がりは良くても、打者2巡目に入る頃や、中盤に打たれる傾向が強く、徐々に球数がかさみ、どうしても長いイニングを投げきれない状況となっています。
 
野村投手といえば、スライダーやシュートを使ってストライクゾーンを幅広く使うのも持ち味。それだけ内角を攻める意識は強いのですが、昨年はそのシュートを打たれるケースが目立ちました。ストレートの球威が落ち、変化球に頼るピッチング、しかもヨコ系の変化球が多いと、それだけ攻め方が単調になりがちで、打者2巡目以降に球数がかさむ要因となっているのではないでしょうか。

技巧派の投手だからこそ、ストレートをいかに活かしていくかがポイントになると思います。また、本来はコントロールのある投手だけに、昨年もたまに見受けられた黒田博樹さん直伝のバックドア、フロントドアも上手く活用しながら、今ある変化球を最大限に活かすこともカギとなりそうです。かつての最多勝投手だけに、なんとか先発ローテーションで勝利を計算できる投手に…今季は巻き返してほしいと思います


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皆様からのコメント紹介

◎皆様からのコメント紹介

今日行われる予定だった千葉ロッテとの練習試合は、試合開始前に降り出した大雨のために中止となりました。というわけで、今回は皆様からいただいたコメントを紹介したいと思います。今回は先日の『雑感』コーナーよりいただいたぽんたさんからのコメントです。


「きたへふ、懐かしいですね。
そこでひとつ、思い出したのですが、
野茂投手がメジャーリーグへ行って大ブームを起こした時、誰かが言ってました。
「野茂はアメリカ人にもNomoって発音しやすいから、あれだけブームになったんや。
もし、北別府やったらアメリカ人はKitabeppuって発音出来ないから、あそこまでの
ブームには、なってないはずや」って。
なるほどと思いましたよ。」


ぽんたさん、コメントありがとうございます。

あの往年の人気プロ野球ゲームに登場した『きたへふ』投手、最近北別府学さんの話題をよく見かけるので、ふと思い出して、先日の「雑感」コーナーで取り上げられてみました。40歳以上のカープファンの方ならきっと「きたへふ世代」でしょう。なんせ「北別府」が「きたへふ」ですから、それだけインパクトがありました。

ところで、野茂英雄さん…私も野茂さんが大リーグで人気選手となったのは、もちろん実力もありますが、日本球界から大リーグに挑戦したパイオニア的存在だったこと、そしてぽんたさんのおっしゃるように、名前の呼びやすさというのは大きかったと思います。当時は…

No more NOMO!

なんてフレーズもあったほどで、『ノモ』という発音が英語に近かった、日本語が英語に聞こえるという点では『逆空耳アワー』的な感じもあって、それがアメリカでは受け入れやすかったのかもしれませんね。成績ととめに、名前もインパクトがあったのでしょう。

良く、日本人選手が大リーグに挑戦するときに、最初の入団インタビューで、『マイネームイズ○○、プリーズ・コールミー△△』なんて自己紹介をしていますけど、ニックネームで呼ばれるためには、大リーグで活躍することが大前提で、ファンから自然発生的にニックネームが生まれてくるもので、当初の自己紹介で語った呼び名とは別のものになることも多々あると思います。

北別府さんは現役時代には「ペイ」というニックネームで知られていました。もし、大リーグに挑戦し、活躍していたなら、もしかしたら新しいニックネームで呼ばれていたかもしれませんね。今季の新外国人投手であるローレンス投手やレグナルト投手が「小枝」や「葉っぱ」と、名前からは想像できないニックネームで呼ばれていたようですから。

ぽんたさん、コメントありがとうございました!


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<KUNIの雑感389>意外なところから懐かしい名前

<KUNIの雑感389>意外なところから懐かしい名前

今年のドラ1ルーキー・小園選手。高卒ルーキーとは思えないほど、脚力や下半身がプロレベルに近い状態で、打撃でも守備でも、もし「タナキク」というハイレベルの確固たる二遊間がいなければ、1年目からレギュラーをつかみそうな勢いと素質を感じます。

そして沖縄キャンプへのキップを掴み取った小園選手。1軍の沖縄キャンプに高卒ルーキーの野手が参加することになったのは、スポーツ紙によると、1992年の徳本政敬選手以来、実に27年ぶりのことだそうです。

私自身、徳本選手の名前を久しぶりに耳にしましたし、まさかここで名前が出てくるとは驚きです。

徳本選手はこの年のドラフト2位で三重・木本高校からカープに入団しました。年齢は違いますが、同じ年に入団した選手には、昨年まで阪神の監督を務めた金本知憲さん、現役時代は右の代打の切り札として活躍し、現在は三菱重工広島の野球部監督を務める町田公二郞さんらがいます。

そんな中で徳本選手は将来の右の長距離砲と期待されていました。高卒ルーキーながら、いきなり1軍メンバーに入り、沖縄キャンプに参加していたようです。ただ、プロの世界は厳しく、7年間のプロ野球人生で1軍でプレーすることは出来ませんでした。

本来、カープというチームは高校生を獲得して、2軍でじっくり鍛え上げて、一人前に育てていくという絶対的な方針があります。それは1992年当時も今も変わりはありません。だからこそ、高卒ルーキーをいきなり1軍のキャンプに参加させるというのは、チーム事情かそのレベルが極めて1軍レベルかのいずれかであり、非常にレアなケースです。

徳本選手のときは、前年に優勝したとはいえ、顕著な投高打低の状況で、チームとしては右の大砲としての期待が高く、1軍で戦力になれば…という期待感もあったのでしょう。

しかし、小園選手の場合は当時とまるで状況が異なります。チームはリーグ3連覇を果たし、しかも打線の得点力の高さは屈指です。確かに二遊間は「タナキク」が不在のときのバックアップ要員が不足していますが、それを考えても、今の野手の充実ぶりの中で、しっかり1軍メンバーとして周囲に遜色ない動きを見せているのは、すごいこと…まさしく「即戦力級」だと思います。

セリーグ3連覇、しかもプロ野球界で屈指の二遊間であり、上位打線の「タナキク」を間近で見ることも大きな勉強になると思います。しかも、吸収力が高いだけに、曽根選手とともに、ようやく「タナキク」を脅かす二遊間候補が出てきたなという感じです。「タナキク」の壁ははるかに高いのですが、小園選手には若さという大きな武器があるからこそ、一気に乗り越えるだけの可能性もあり、これからが楽しみですね。

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外野手争いの本命が打撃で結果を残す

◎外野手争いの本命が打撃で結果を残す

さあ、いよいよ今年最初の対外試合となりました。18日、カープがキャンプを行う沖縄市のコザしんきんスタジアムでは、韓国プロ野球・KIAとの練習試合が行われました。まずはカープのスタメンは以下のとおりです。

【カープ】
1番:(遊)田中広
2番:(二)菊池涼
3番:(指)長野
4番:(右)鈴木
5番:(左)松山
6番:(三)堂林
7番:(一)メヒア
8番:(捕)坂倉
9番:(中)野間
投手:床田


当初はサードでスタメン出場の予定だった安部選手ですが、インフルエンザを発症したため、堂林選手が代わって出場となったこの日の試合は、8-0とカープの圧勝で、今季初の対外試合を完封リレーの白星で飾りました。

打線は初回から菊池涼選手、長野選手の連打の後、鈴木選手がライトスタンドに運ぶ3ランで幸先良く先制し、さらに堂林選手がバックスクリーンへ、メヒア選手もレフトスタンドへのどでかいアーチを架けるなど、3本の長打も飛び出し、終始カープのペースで試合を展開しました。

一方の投手陣は期待の若手が続々と結果を残しました。先発の床田投手は、初回こそ2本のヒットで1死1・2塁のピンチを招きますが、続く打者をセカンドゴロゲッツーに抑え、何とかゼロで乗り切ると、その後は変化球をうまく織り交ぜながら、相手を打たせてとるピッチング展開し、3回を投げて、被安打2の無失点と、上々の結果を残しました。

2番手の中村祐投手も、床田投手の好投に刺激されたのか、4回からの3イニングを、被安打1の無失点と、すばらしいピッチングを見せました。そして、3番手は床田投手と同期の矢崎投手。2イニング目の先頭打者に四球を出しましたが、6つのアウトのうち、5つがファーストゴロと、相手打線を手玉に取るピッチングを見せました。


さて、今日の対外試合では、打線もつながりをみせました。その中で特に外野手のレギュラー争いにあって、現在のところ、首脳陣の中では下水流選手と西川選手がちょっとリードか・・・というところへ、本命とされる長野選手が初回にチャンスメイクをするセンター前へのヒットを放ち、またこれらもセンターの本命である野間選手が広角に打ち分ける3安打猛打賞と結果を残しました。また、ルーキーの正隨選手は途中出場ながら、6回にセンターへのタイムリーを放つなど2安打を放てば、外野にも挑戦している坂倉選手も2安打を放ちました。

外野手の争いは、ライトこそ鈴木選手が確定していますが、センターとレフトは流動的。その中で、長野選手が暖かい沖縄に来て徐々に調子を上げており、野間選手も猛打賞と、本命視される2選手が一気に出てきたという感じです。正隨選手が必死に暗いつき、外野に挑戦中のメヒア選手や坂倉選手も結果を残しました。この外野手のレギュラー争いは、多くの選手が横一線という状況で、果たして誰が抜け出すのか…明日以降の対外試合も要注目です


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【連載】節目の年!(9)~赤松真人選手編~

【連載】節目の年!(9)~赤松真人選手編~

来季、本人にとって節目の年になる選手にスポットを当てる連載「節目の年」。過去の成績を振り返るとともに、節目の来季をより応援しようという企画です。第9回の今回は、胃がんからの復活を目指す赤松真人選手に注目してみたいと思います。


2016年のオフに人間ドッグで発覚した胃がん。その後、胃がんの摘出手術を行い、復活を目指す戦いが始まりました。プロ野球の歴史を見ても、胃がんから復活した選手はいないとされるほど…過去に例を見ない復活への道を歩むことになった赤松選手。2017年は一時は2軍に合流し、選手とともに練習するまでに復帰し、チームの計らいで胴上げやビールかけにも参加しました。そして2018年には2軍で試合出場するまでに、復活への道を着実に歩んできました。

ゆっくりではあっても、着実に復活の道を歩んできた赤松選手。今回は昨季の2軍での成績を振り返ってみたいと思います。

【2018年】
(2軍)

55試合 59打数14安打 1本塁打5打点 9四死球10三振 5盗塁 打率.237


胃がんの手術後の抗がん剤治療…倦怠感や下痢、嘔吐と、一度の治療で体力は落ちてしまう中で、ご家族やチームメイトの支えもあって、もちろん赤松選手自身の不屈の精神もあって、昨季は2軍でも55試合に出場しました。しかも、7月21日のウエスタンリーグ・オリックス戦では復帰後初となる、しかも先頭打者の一発を放ちました。

若手選手の起用が優先される2軍だけに、なかなか数多くの出場機会はなかった赤松選手。手術前のようにはいかないながらも、守備や走塁の様子を見ていると、若手選手と比較して一歩目が非常に速く、技術に衰えやブランクを感じさせないものがありました

かつては伝説のスパイダーマンキャッチに、ゴールデングラブ賞と、俊足と守備力は折り紙付きで、海外からも注目されたほど。本人にはかつての3割ほどのパフォーマンスになっているという感覚のようですが、守備や走塁を見ていると、けしてそんなことは感じさせないものがありました。ただ、やはり途中出場や途中交代がほとんどであったことを考えると、1試合をフルに出場するのは難しかったのかもしれません。

春季キャンプ開始前の自主トレでは、コンディションも良好で、順調な調整を見せていた赤松選手にとって今季は「ラスト1年という気持ちでやる」と、1軍昇格と、カムバック賞を目標に掲げています。キャンプ前には阪神・原口選手が大腸がんであることを発表しました。がんからの復活というのは、並大抵のものでは実現できないことですが、その先駆者として、ぜひ今季は節目の年として、1軍での復活を果たし、勇気と希望を与える存在となってほしいと思います。


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