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#5・長野久義選手~カープ2年目!マツダでカッコ良い姿を~

◎#5・長野久義選手~カープ2年目!マツダでカッコ良い姿を~

FA権を行使し、巨人へ移籍した丸選手の人的補償として、カープが選択したのは巨人の中心選手として活躍していた長野選手でした。2019年の年明けすぐに発表され、長野選手自身もバタバタしたまま、あれよあれよという間に新しく慣れない環境でキャンプが始まり、シーズンに突入し…身辺整理も、心の整理も出来ないまま、時間がどんどん過ぎたという感じではなかったでしょうか。

そして、FA権を行使した選手の獲得を行った経験のないカープにとって、他球団で現役バリバリの大物選手がチームに加入するというのはめったにないことでもあります。「丸ショック」で沈んだ広島は、長野選手の獲得で一気に盛り上がりました。ただ、長野選手にとってはそれが戸惑いや大きなプレッシャーに感じたかもしれません。

そんな長野選手の昨季は、今までのプロ野球人生では経験のないことばかりの1年…まず1軍での成績を振り返ってみましょう。

☆1軍
試合:72
打数:180
安打:45
本塁打:5
打点:20
四死球:16
三振:40
盗塁:0
失策:2
打率:.250
出塁率:.310


長野選手は巨人時代、ルーキーイヤーから9年連続でシーズン100安打以上、2ケタ本塁打を継続していました。特に2011年には打率.316で首位打者に輝くほど、打撃力の高い選手でした。カープも巨人時代の長野選手には何度となく痛い目にあわされてきました。

ただ、長野選手は「スロースターター」であり、また「夏男」という特徴があります。つまり、シーズン開幕直後はなかなかエンジンがかからず、夏場になってくると一気に調子を上げてくるというタイプです。それはカープに入団しても同様で、春先はなかなかエンジンがかからず、打率も2割をちょっと超えるくらい。あっさり三振を喫する場面もあり、なかなか本調子を出せない様子でした。

しかし、その背景には慣れない代打が中心だったことなど、緒方前監督の起用にも問題があったように思います。試合終盤に「とりあえず起用しておくか」という申し訳程度に代打を送ることもしばしば。起用したりしなかったりを繰り返し。本来であれば、「スロースターター」であるがゆえに、スタメンで4打席立ってこそ、少しずつ調子を上げてくるタイプでしょうが、それがままならない起用に、一向に調子は上がってきませんでした。

そして7月3日…ついに1軍登録抹消。その後、8月に入り、ようやく2軍でも結果を出し始めたにもかからわらず、首脳陣が先に1軍昇格させたのは「最後の最後の戦力」として支配下登録したばかりのサンタナ選手でした。これには、さすがに「なぜ長野選手を上げないのか?」という空気に包まれました。

9月に入り、ようやく緒方前監督は長野選手をスタメン起用し始めました。ときに4番を任せることもありました。9月には月間打率.313をマークし、マツダスタジアムで初のお立ち台に上がった試合もありました。遅ればせながら、夏の終わりにようやく「夏男」の本領を発揮…というか、首脳陣の起用が後手で、せっかくの長野選手の持ち味を活かしきれなかったという印象です。

今年は勝負の2年目となる長野選手。

シーズン終了後、FA権を行使するかが注目されましたが、佐々岡監督から直々の「残ってほしい」というメッセージもあり、行使せずに残留してくれました。長野選手は残留の理由を「このチームで優勝したいという思いと、カープファンの皆さんにかっこいい姿を見せたいと思ったのが一番の要因です」としています。

先日も地元のローカル番組に広島駅前でいきなり乱入出演するというサプライズをした長野選手。これで2度目のことです。さらに昨年末には広島のショッピングセンターでのトークショーに石原慶選手とともに参加しました。激動の1年目のシーズンも終わり、広島に馴染んできたように思います

そうなるまでには時間がかかりましたが、長野選手が本領発揮するためには、環境に慣れることが大きなカギだと思います。当初は苦手意識のあったレフトの守備も、2軍で練習を積み、格段にレベルアップしました。

外野のポジションは非常に激戦区となっています。しかし、実績と経験、昨年は4番も打った長野選手の存在は絶対不可欠です。2年目こそ、長野選手らしさ、つまりはカッコいいところを存分に見せてくれるのではないでしょうか。そして起用する側も昨年の様子を見て、持ち味や特徴が把握できたと思います。長野選手が長野選手らしさを出し、首脳陣がそれを引き出す…その相乗効果が今年は出てくると期待しています。

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<KUNIの雑感493>パニックにならなければ良いけど…

<KUNIの雑感493>パニックにならなければ良いけど…

昨年、カープのマツダスタジアムでの公式戦入場券の販売…事前に行われた抽選券の配布は、インターネットでもトップニュースの1つとして取り上げられるほど、物議を醸すものとなったのは記憶に新しいところです。

入場券の転売禁止を目的に始まった、公式戦入場券向けの抽選券の配布。昨年、その抽選券を巡って、配布場所のマツダスタジアムに集まったのは、想定の2倍となる実に5万人!大行列ができ、付近はカオス状態に。大騒ぎとなり、配布は途中打ち切りでさらにパニックに…。もはや収拾がつかなくなり、警察まで出動する始末となりました。

そして、今年。

昨年の経験と失敗を活かして、果たして入場券の販売方法はどうなるのか…特に昨年、抽選券が手に入らなかった方は注目していたことでしょう。

先日、今年の抽選券の配布方法が発表されました。2月23日にマツダスタジアムで、午前9時から午後4時までに時間帯を広げ、その時間までに三塁側入場券販売窓口付近に設置された特設ゲートを通過すれば入手可能で、1人1回1枚限りということだそうです。

やっぱりか…というべきでしょうか。昨年とほとんど変わらない内容でした。しかも、配布日は平日だった昨年とは異なり、今年は3連休の中日。昨年は平日でも5万人だったのに、休日にとなればさらに上回る可能性は十分にあります。時間帯を広げたところで、昨年ですら打ち切りになっているわけで、昨年以上の混乱も予想に難くありません

根本的には、なぜ全試合の入場券を一気に発売するのか…これが大きな要因でしょう。シーズン終盤に消化試合になったときに、チケットの売りが悪くなるからというのが理由として考えられますが…。ならば、費用はかかりますが、チケット販売を外部に委託するのも手ではないかと思います。

もし、その費用も節約したい、自前で販売したいというこだわりがあるなら、たとえ今の抽選券配布の方法でも、配布箇所を複数設ければ、混雑は分散されるはずです。マツダスタジアムだけでなく、紙屋町、八丁堀近辺、商工センター、宇品、安佐南区の緑井近辺、府中町や祇園などにある大型ショッピングセンターなど、もちろん福山や三次など県内も含めて、抽選券配布会場を増やすのも手だと思います。

昨年と同じやり方ですが、時間帯を広げて、休日に配る…昨年のことを考えると、この1年という期間でもっとアイデアが出なかったのだろうかと思うばかりです。昨年以上のパニックにならなければ良いのですが…


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#30・一岡竜司投手~今季の復活を期待!~

◎#30・一岡竜司投手~今季の復活を期待!~

一岡投手がFAの人的補償でカープに入団して、今季で早いもので7年目となります。FA人的補償の大成功例としてたびたび名前が挙がる一岡投手。カープのリーグ3連覇の立役者の1人であり、中継ぎには欠かせない戦力となっています。ただ、昨季に関しては、やはり勤続疲労が積み重なったのか、思うようなコンディションで投げられず、苦しいシーズンとなりました

それでは、一岡投手の昨季の1軍での成績を振り返ってみましょう。

☆1軍
33試合 0勝0敗0S(16ホールド)
イニング:31
被安打:29
奪三振:18
四死球:12
自責点:10
防御率:2.90
WHIP:1.26


昨季の序盤はけして調子は悪くありませんでした。むしろ、例年通りのピッチングで、中継ぎでは重要なポジションを担っていました。3・4月終了時点で10試合に登板し、失点を喫したのはわずかに1試合。上々の滑り出しを見せたのですが、その調子も登板を重ねるたびに落ちていったように感じます。

7月上旬には失点を喫する試合が2度続き、2軍への降格となりました。下半身のコンディション不良という、ぼんやりとした発表でしたが、何かしら下半身にアクシデントがあったのでしょう。8月に1度、1軍に返り咲きますが、1度登板し、1失点を喫し、翌日には2軍へ…これっきり今季の1軍登板はありませんでした。3連覇による勤続疲労、体力消耗が激しく、シーズン序盤でバテてしまった印象でした。

ところで、昨季の一岡投手に関して気になる数字といえば、三振率です。1試合あたり、いくつの三振を奪うのか…「三振率」を過去5年間にわたってみてみましょう。

2015年:8.51
2016年:7.66
2017年:8.95
2018年:9.75
2019年:5.23


2017年、2018年とともにシーズン59試合に登板し、イニング数に匹敵、もしくは超えるくらいの奪三振数をマークしていました。しかし、昨年は過去2年の登板過多の影響からか、なかなか思うように三振を奪えなくなっており、過去5年を通しても最低の数字となっています。

一岡投手といえば、球速は145キロを超えるくらいですが、伸びのあるストレートが大きな武器です。そこにフォークやカットボールなど、中継ぎ投手としては非常に豊富な球種を持っています。ただ、昨年に関して言えば、その自慢のストレートで思うように空振りが取れず、ボール球になることも多かったようです。

一岡投手の相手打者の左右別の被打率を見てみましょう。

対右打者:58被打数12被安打 被打率.207
対左打者:60被打数17被安打 被打率.283


極端に左打者に打たれている傾向があります。ストレートで勝負が出来ず、変化球を狙い打たれているように思われます。2018年と比べると、ストレートでの三振率が低下し、ヒットを浴びています。また決め球の1つであるフォークについても、相手打者に捉えられています。

つまりは、昨年の場合、ストレートが思うように走らないことで、カウントを整えることができないままに、変化球も打たれてしまった…そんな悪循環に陥っていたのでしょう。それもまた近年の登板過多から起因した勤続疲労、下半身の不調が影響していたのでしょう。

下半身のコンディション不良に関しては、もう問題ないそうです。あとはしっかり走りこんで、一昨年までのストレートを取り戻すことが出来るかにかかっています。ストレートでカウントを奪うことが出来れば、フォークなどの多彩な変化球も活きてくるはずです。

昨年は中崎投手、今村投手も勤続疲労からか、思うような結果を残せませんでした。一岡投手も昨季の不振、下半身のコンディション不良から立ち直り、もう一度、中継ぎの一角に戻ってくれれば、中継ぎの戦力は厚みを取り戻すはずです。以前までの伸びのあるストレートを取り戻し、今季は本来の一岡投手の姿でマウンドに戻ってきてほしいところです。


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<KUNIの雑感492>社会人出身投手がなぜか台頭できないのは??

<KUNIの雑感492>社会人出身投手がなぜか台頭できないのは??

先日、今年のドラフト会議に向けて、第1回のスカウト会議が行われて、候補のリストアップをしたり、上位候補選手の動きを映像で確認したりという話し合いがありました。今年もドラフト会議に向けて、すでにスカウトは動き回っているようです。

ところで、カープのドラフトは、もちろん現状の戦力を把握した上で、即戦力を重視する場合もありますが、ベースは将来有望な高校生を積極的に獲得し、育成していくというスタンスを貫いています。そのため、高校生が主体になることが多いのですが、即戦力が必要なポジションについては大学生や社会人の選手も指名します。

ただ、特にカープは社会人選手の指名が少ない傾向にありますが、21世紀、2001年以降を見てみると、社会人の野手はカープ入団後に活躍している傾向があるが、投手は厳しい結果に終わることが多いように思います。

そこで、2001年以降のドラフトで、社会人から入団した選手を投打に分けて、指名当時の年齢を含めて見てみると…

【投手】
2015年 2位 横山弘樹 NTT東日本 23歳
      6位 オスカル Honda 24歳
2014年 6位 飯田哲矢 JR東日本 23歳
2013年 4位 西原圭大 ニチダイ 25歳
2010年 3位 岩見優輝 大阪ガス 23歳
      4位 金丸将也 東海理化 23歳
2009年 6位 川口盛外 王子製紙 24歳
2006年 大社1位 宮崎充登 ホンダ鈴鹿 28歳
      大社3位 上野弘文 トヨタ自動車 25歳
      大社4位 青木高広 日産自動車 24歳
2004年 8位 田中敬人 JFE西日本 25歳
2003年 5位 仁部智 TDK 23歳
2001年 8位 筒井正也 ヤマハ 25歳


【野手】
2015年 4位 船越涼太 王子 21歳
      5位 西川龍馬 王子 20歳
2013年 3位 田中広輔 JR東日本 24歳
2012年 4位 下水流昂 Honda 24歳
2006年 大社5位 中東直己 ホンダ鈴鹿 25歳
2005年 大社3位 梵英心 日産自動車 25歳
2003年 4位 尾形佳紀 ホンダ 25歳


野手では梵選手がルーキーイヤーに新人王を獲得し、その後もショートのレギュラーとして活躍しました。田中広選手はショートでは梵選手の後継として、チームのリードオフマンとしても活躍し、今でもチームに欠かせない存在で、西川選手は昨年、センターでレギュラーを奪う活躍を見せました。

一方で投手はまずまず戦力となったのは上野投手(現カープ打撃投手)と青木投手(現巨人スカウト)くらいでしょうか。野手は全選手が1軍を経験していますが、投手は1軍昇格することもなく引退…という選手が3人います。

この違いは何でしょうか?

なかなか難しいところです。野手の場合、プロの投手の球に慣れるには、いくら即戦力の社会人でもある程度の時間が必要であるのに対して、投手は即戦力ならばすぐにでも結果が求められる…投手は1年目が勝負になりやすく、野手に比べて時間の猶予が少ないのかもしれません。

でも…社会人出身でカープに入団し、活躍した投手もたくさんいます。例えば…

1994年4位 高橋建 トヨタ自動車
1980年1位 川口和久 デュプロ
1985年1位 長冨浩志 NTT関東
1989年1位 佐々岡真司 NTT中国
1983年1位 川端順 東芝


こんな感じです。そう、佐々岡監督もその1人です。確かに川端投手や長冨投手は新人王を受賞し、佐々岡投手は1年目から13勝をマークし、新人王に匹敵する成績を残してますから。社会人出身の投手は1年目が重要であり、それはトレードで獲得した選手と立場が似ているのかもしれません。

今年も上位候補には社会人投手の名前がありましたし、200人を超えるリストの中にも当然、社会人投手が複数いることでしょう。果たして、今年は指名があるのか、今後、社会人出身投手の久々の台頭があるのか、注目されますね。


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今季の選手の起用法2020~佐々岡丸の船出~(3)

◎今季の選手の起用法2020~佐々岡丸の船出~(3)

新生・佐々岡カープの船出となる年の選手の起用法を考えるシリーズ、第3回のテーマは…

先発投手の起用法

です。

投手出身の佐々岡監督だからこそ注目されるのが投手陣の起用。その中でも特に今回は先発投手の起用について考えてみたいと思います。そこでまず昨年のカープの先発投手の登板試合数から振り返ってみましょう。

ジョンソン投手   27試合
大瀬良投手     25試合
床田投手      24試合

九里投手      19試合
野村投手      18試合
アドゥワ投手    14試合
山口投手       6試合
岡田投手       2試合
薮田投手       2試合
モンティージャ投手  2試合
中村祐投手      1試合
ローレンス投手    1試合
塹江投手       1試合
永川投手       1試合


昨季、シーズン通して先発ローテーションを守り通したのはジョンソン投手、大瀬良投手という左右の両輪とともに、左ひじの故障から復活を遂げた床田投手の3人でした。チームとしては、長く先発左腕が不足していた中で、床田投手の台頭は大きなものでした。そこに九里投手、野村投手が4番手、5番手のローテーション投手として加わりましたが、4番手以降に関しては流動的になった時期もありました。

1.まずは今季の6人の先発候補

まず、先発投手の青写真を描くにあたって、1週間の試合数は6試合が基本線であるため、まずは6人の先発候補を挙げる必要があります。昨年の成績や新戦力の加入を踏まえると、以下の6投手となるのではないでしょうか。

【右腕】
大瀬良投手   (昨季:26試合11勝9敗、防御率3.53)
野村投手    (昨季:18試合6勝5敗、防御率4.06)
九里投手    (昨季:27試合8勝8敗、防御率3.51)
森下投手    (ドラフト1位ルーキー)

【左腕】
ジョンソン投手 (昨季:27試合11勝8敗、防御率2.59)
床田投手    (昨季:25試合7勝6敗 防御率2.96)


今季も左右の両輪、先発投手の軸となってもらわなければ困る存在なのは大瀬良投手とジョンソン投手。昨季、2人で貯金はわずか5にとどまりましたが、これが2人で10ほどの貯金が作れるようになれば、チームとしても大きいはずですし、実績から見ても十分に可能であるはず。そこに、先発としての経験も豊富な野村投手には今季こそはシーズン通して、ある程度安定感ある投球を見せてほしいところ。

不安要素があるとすれば、まずは床田投手。昨年、プロ入り後では初めてシーズン通して1軍で投げ抜きました。2ケタ勝てるだけの力は十分にありますが、今季は実質2年目となるシーズンだけに、相手も研究してくる中でどんなピッチングを見せるかが気になるところです。

もう1つはルーキーの森下投手。大学球界ナンバーワン投手で、スカウトからも2ケタ勝てるとお墨付きですが、ルーキーにあまり過度な期待は出来ない上に、当然ながらプロでその実力は未知数です。

2.7番手以降の先発候補のレベルをどこまで上げるか?

シーズン通して、6本の先発の柱でまわすことが出来れば最も理想的ですが、故障や不調もあり、長いシーズンでは6投手ではどうしても足りません。もちろん長いシーズン、6連戦以上の日程もありますから、様々な観点から7番手以降の投手が、先発の穴をしっかり埋められるかも、長いシーズンを乗り切る上では重要となります。

7番手以降の先発投手として考えられる投手を挙げてみました。

【右腕】
薮田投手    (昨季:4試合0勝2敗、防御率9.24)
山口投手    (昨季:9試合1勝3敗、防御率4.85)
遠藤投手    (昨季:34試合1勝1敗、防御率3.16)
アドゥワ投手  (昨季:19試合3勝5敗、防御率4.32)
中村祐投手   (昨季:2試合0勝0敗、防御率12.71)


昨年、佐々岡監督は1軍投手コーチ時代に、春季キャンプを迎えるに当たって先発を10人作るという方針を示しました。昨年は、引退試合で先発した永川投手を除けば、13投手が先発のマウンドに登っていることを考えると、やはりローテーションの谷間、9連戦以上の長丁場を乗り切るためには、候補は多いほうが良いということになります。

7番手以降の先発候補は、いきなり2ケタ勝利を求めるのは難しくとも、シーズン10試合前後先発を任せて、5勝前後を期待したい投手という位置付けになります。2017年に15勝を挙げた薮田投手の復活も期待されるところですが、昨季、中継ぎで頭角を現した遠藤投手やプロ初勝利を挙げた山口投手といった3年目の右腕には期待が高まります。

3.2軍との連係強化が必要

先発を10人作るかは別として、1軍の先発投手は6人であることから、その枠から漏れた投手は1軍でロングリリーフを担うか、2軍で先発投手としての調整を続けることになるでしょう。2軍での先発ローテーションをどうするかは、2軍との連携が必ず必要となってきます。

先発投手として起用する投手は、先発から漏れたからと中継ぎに回すのではなく、2軍に回し、あくまでも先発での調整を行っていくことも必要かと思います。2軍でもどのような先発ローテーションを組んでいくか、長いシーズンでの先発のやり繰りをするに当たって、コミュニケーションを上手く取っていくという点では、佐々岡監督には2軍の投手コーチのあるだけに、好循環をもたらしてくれるのではないでしょうか


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