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ルーキーたちのこの1年(7)~菊池涼介選手編~

◎ルーキーたちのこの1年(7)~菊池涼介選手編~

今年のルーキーたちの1年を振り返る新連載企画であり、毎年恒例の企画でもある「ルーキーたちのこの1年」。今年入団した、育成選手も含めて8名の選手たちのこの1年を数字から振り返ってみたいと思います。今回は、今年のドラフト2位・菊池涼介選手です。


大卒ルーキーは即戦力といわれますが、菊池選手に関しては中央球界ではほぼ無名の大学出身であるだけに、素質は高くとも、やはり実際に戦力として1軍で使えるようになるのには3年くらいかかるのではないか…そう思われていましたが、意外と早く1軍に台頭してきました。

そんな菊池選手は、50m5秒9という俊足と、その足を生かした広い守備範囲を持つ遊撃手として大学時代は注目を集めました。大学時代の2009年には学生リーグの3冠王にも輝くなど打撃でも大きな活躍を見せたのですが、なんせ中央球界では無名の存在であったがために、この打撃が果たしてプロでどこまで通用するのか…そこさえクリアすれば、1軍でも期待できる選手になるのではないか。そんな印象でした。

しかし、菊池選手は意外と早く1軍に昇格してきました。6月30日に代打として出場すると、その翌日にはスタメン出場を果たし、しかも初安打まで放ちました。そんな菊池選手の今季の1軍成績は以下のとおりです。


【試合】   63
【打数】   201
【安打】   46
【本塁打】   2
【打点】   12
【三振】   42
【盗塁】    4
【四死球】   7
【犠打】   25
【打率】 .229
【出塁率】.254



1年目からプロ初本塁打を放つなど、1軍定着のきっかけをつかんだ1年だったといえるでしょう。打率こそ.229とけして高いものではなく、上位打線を任せるにしても出塁率がけして高くない…そう考えると、今季に関しては、東出選手の離脱の関係で1軍昇格を果たせ、また将来を見越しての起用も多かったともいえるでしょう。

ただ、意外なパンチ力、そして俊足に、反応の良い守備とグラウンドでその魅力を存分に発揮してくれたともいえます。また、63試合の出場にもかかわらず、犠打は実に25個を数えます。犠打を成功させるかどうかは、チームに流れを引き寄せることが出来るかどうかの大きなポイントになりますが、それをきっちり決めることが出来たのも、菊池選手にとっての魅力を増幅させたといえるでしょう。

そんな菊池選手がフェニックスリーグ、そして秋季キャンプを経て、より一層、首脳陣に大きなアピールをしたようです。特に、練習試合ではランニングホームランを放つなど、長打のある打撃と俊足をフルにアピールするとともに、その打撃に確実性を増してきました。

菊池選手の守備は軽やかである反面、石井琢コーチが見るには「基礎ができていない」。ものすごいファインプレーを見せたかと思えば、イージーミスも多い…この守備を鍛えるために、キャンプでは徹底的に基礎を叩き込んだようです。

来季の菊池選手はより一層、レギュラー奪取への期待は高まります。特に、梵選手がひざの故障明け、しかも広い守備範囲が要求され、足への負担も大きなショートだけに、セカンドへのコンバートもウワサされる中で、当然、菊池選手には「ポスト梵」として、ショートでのレギュラー取りが期待されるとともに、大きなチャンスでもあるのです。2年目の飛躍…ぜひ上位打線の要として、そして内野守備の要として、レギュラーを奪って、定着してほしい、そんな選手です。


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底上げ出来る!期待の戦力(4)~中村憲外野手編~

◎底上げ出来る!期待の戦力(4)~中村憲外野手編~

今日は、「毎年、戦力の底上げと言っているけど、底上げが期待できそうな戦力にはどんな選手がいるのだろう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、来季、一気に飛躍してきそうな選手を探っていく「底上げ出来る!期待の戦力」。その第4弾は中村憲外野手を取り上げてみたいと思います


投手として入団しながら、わずか3年の投手としてのプロ生活。その後は、育成選手へと「降格」した上で、外野手としてプロ人生を歩むことになりました。それが2010年のオフのこと。もともと、50m5秒9という俊足の持ち主でもあり、高校通算26本塁打とパワーもありながら、打撃センスが光る打者としても、高校時代は注目されていました。

そういえば、カープには左腕投手として入団しながら、野手に転向して大成功を収めた選手がいます。今では埼玉西武に移籍してしまいましたが、嶋選手はまさにその1人です。そして、左腕ではありませんが、2012年限りでプロ生活に別れを告げ、カープの1軍コーチに就任した石井琢コーチもその1人です。参考になる先輩がいる環境がカープにはありました。

そんな中村憲選手が、2012年7月16日、ついに野手として支配下登録を勝ち取りました。その当時は、打率も2割台前半…それなのに、光るけれども、まだ実績を残せていない打撃センスだけで、支配下登録となったわけですが、背番号が「99」に変わったことで、中村憲選手は一気に弾みがついたかのように、9月にはウエスタンリーグで月間MVPを勝ち取りました。

シーズンが終わってみれば、支配下登録を勝ち取った7月には打率2割1分前後を推移していたものが、何と2割7分9厘まで押し上げていました。この浮上をきっかけに、何か自信を持ったかのように、フェニックスリーグでもしっかりと結果を残しました。

若い選手は何か1つのきっかけで、今までとはがらりと違う雰囲気を持つようになります。一晩にして、別の選手になったかのようになることもあります。中村憲選手の場合、9月の快進撃…これが、何段も階段を一気に駆け上がったかのように自信を高める結果になったのでしょう。

さて、カープの外野手を見ると、そりゃライバルはあまりにも多い。しかし、レギュラーを奪い取った選手がいない中で、その救いの手を助っ人に求めるほどになっています。だから、まだチャンスは十分にあるのです。背番号「99」…来季、一気に台頭してくるのではないかと期待が高まる打者です



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明日の若ゴイ(6)~上本崇司内野手編~

◎明日の若ゴイ(6)~上本崇司内野手編~

今年のドラフト会議でカープが指名した7名の選手。果たしてどんな選手で、どんな戦力となってくれるのかを占ってみようという連載企画「明日の若ゴイ」。その第6弾はドラフト3位で指名した上本崇司内野手です。


今年のドラフトは、最後の最後までドラフト1位指名選手もそうですが、全体的な指名選手が定まらず、ドラフト会議の席上で、その動向を見た上で、流動的に行われていたような印象がありました。それだけに、他球団の動向が読みづらい反面で、どうしてもほしいという選手を絞らずに、大局的に見たようなドラフトの展開ではなかったかと思います。

その中で、今年のドラフトで球団スカウトが一番ほしがっていた選手がこの上本選手ではなかったのでしょうか。地元・広陵高校出身で、今年のルーキーであった野村投手とは1年後輩に当たります。しかも、同じ明治大学の出身。さらに、兄の上本博紀選手は阪神に所属し、1軍に定着してきました。

そんな野球選手としては恵まれた環境の中で、上本選手をカープが一番に注目したのは守備力でした。持ち味の強肩、そして50m5秒9という俊足。守備範囲の広さと強肩とのコンビネーションで、セカンドとショートを守る上本選手の守備力は大学球界でもナンバーワンと呼べる逸材でした。

しかし、その一方で課題として残っていたのが打撃です。3年の秋には打率.283という成績を残しましたが、これが大学時代では飛びぬけて高いアベレージとなりました。確かに、学年を重ねるたびに、打撃に関しては改善しているようですが、打率だけを見れば、プロの世界で結果が残せるのかという不安はあります

ただ、大学時代の数字を見ていて思うのは、まず三振が比較的少ないということ。そしてもう1つは、打率の割に出塁率が高いということです。3年秋には.431という高出塁率を残しました。ヒットの数と四死球の数がほとんど変わらないほど、しっかりボールを見極め、まずは塁に出ることを高い確率で実現していた…つまり、この意識は上位打線には非常に重要な要素であると思います。


プロ1年目。打撃ではやはり苦労するのではないでしょうか。しかし、プロの球に慣れ、徐々に見極めが出来るようになったとき、上本選手の実力は徐々に発揮されるのだと思います。大学でも打撃で結果が出始めたのは3年になってから。そう考えると、即戦力ではありながら、しっかり適応するまでにはある程度時間がかかるのではないかと思います

ただ、打撃での粘りもあるだけに、将来的には上位打線を担えるだけの存在にはなってくるのではないでしょうか。とりわけ、その出塁率の高さを生かすことが出来れば、2番打者に置くのも面白いと思います。なかなか固定されないカープ上位打線。しかし、菊池選手や安部選手といった若い力も台頭しているだけに、どんなアピールをしてくるか楽しみです



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カープ、2012年の10大ニュース!(最終回)

◎カープ、2012年の10大ニュース!(最終回)

さて、今日も年の瀬の連載企画「カープ、2012年の10大ニュース」。大変恐縮ではありますが、私が独断と偏見で選ばせていただきました。今季の10大ニュースは終わりましたが、それら10個をしのぐであろう今季最大のプラス1ニュースと、番外編1つを選んでみました。

プラス1ニュースは…


「石井琢選手が現役引退」

やはり今年の一番のニュースはこれではないでしょうか。

大洋時代にプロ野球選手になった石井琢選手。今季に関していえば、現役選手で最後のドラフト外入団の選手でした。入団当初は投手で、初勝利もマークしましたが、1992年に当時の須藤監督に頼み込んで野手に転向し、登録名も「忠徳」から、おなじみの「琢朗」へ。ました。これが石井琢選手のプロ人生を大きく変えるものだったのでしょうし、それがなければ、今の石井琢選手はなかったのでしょう。

そんな石井琢選手が2009年にカープに移籍したときは驚いたものです。他球団のスーパースターがカープに入団する…果たしてこの感覚は何年ぶりでしょうか。パリーグでも首位打者を獲得した高沢選手が高橋慶彦選手とのトレードでカープに入団したとき以来のようなインパクトがありました。

それから4年。カープに欠かせない大ベテランが引退を決意しました。現役最後の試合は、プロ人生で最も多くの試合を戦った横浜スタジアム。優勝、日本一の喜びの味を知った思い出深い球場でもあったでしょう。そんな球場での現役最後の試合では、カープ、横浜DeNA両方のスタンドから同じ応援歌が聞こえる…そんなこと今までにあったでしょうか。それだけ、両チームに大きく貢献した選手であり、プロ野球の歴史に大きな功績を残した選手でもありました。そして、その功績をカープの1軍内野守備走塁コーチとして、後世に伝えていくことになります。


続いて番外編ですが…

「会沢選手が頭部に死球で救急搬送」(8月2日)

今年、最もヒヤッとさせられたのはこのシーンでした。8月2日の対横浜DeNA戦の9回に代打で出場した会沢選手。その顔面へ横浜DeNAの守護神・山口投手の速球が直撃しました。目の付近に当たり、そのまま倒れこみ、まったく動かなくなってしまいました。

そして、横浜スタジアムのセンターのフェンスの一部が開き、そこから救急車が入ってくるという、正直、今まで見たことのない緊急事態の光景がありました。会沢選手…大丈夫なのだろうか、目に直撃したんだとしたら、もしまったく動かないままだったら…いろんな負のことばかりが頭をよぎっては、助かるようにと祈るしかありませんでした。

診断の結果、鼻骨骨折でその日のうちに退院したそうで、本当に安心しました。そして暫くして2軍の試合にも復帰。今期中の1軍復帰はありませんでしたが、また来季はきっと成長した姿で戻ってくれることでしょう。


…と、これで今季の10大ニュースは終わりです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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カープ、2012年の10大ニュース!(5)

◎カープ、2012年の10大ニュース!(5)

さて、今日も年の瀬の連載企画「カープ、2012年の10大ニュース」。大変恐縮ではありますが、私が独断と偏見で選ばせていただきました。今日は最後の2つの10大ニュースといきましょう。

9つ目は…


「大竹投手がカムバック賞受賞」

今年、カープ投手陣の中でも非常に大きな収穫となったのは、大竹投手の活躍ではなかったでしょうか。なんせ、2010年のシーズン前の春季キャンプ。過剰な投げ込みから右肩を痛めてしまったこと、さらに復帰しても予期せぬアクシデントなどに見舞われ、昨年、一昨年でわずか2勝しか出来なかったわけですから。

しかし、今季の大竹投手は序盤こそ登板間隔が空いた時期がありましたが、シーズンを通して先発ローテーションを守り抜きました。8月30日の東京ヤクルト戦では今季最多の137球で8回1失点で試合を作るも、今村投手が打たれ、勝ち星が消えた試合がありました。それでも、大竹投手は今村投手を笑顔で迎えたことがありました。その姿にはかつてのエース、大きな心を持った姿があり、感動を覚えました。

そして、今季は自身最多のシーズン11勝をマークするとともに、負け数は5敗にとどめ、1人で貯金を6つ築きました。これまでは勝ち数と負け数が同じくらいという印象ですが、マウンドでも冷静な大人の投球を繰り広げた今季、貯金が出来る投手へと変貌しました。この11勝をマークしたことでカムバック賞を受賞した大竹投手。来季はマエケンとともにエース2枚看板として、ローテーションを支えてほしいと思います。


続いて…

「今季地元最終戦で、野村監督に痛烈ヤジ」(10月4日)

正直、こんな光景は初めて見ましたよ…。10月4日の地元最終戦を白星で飾ることが出来なかったカープ。今季は、8月まではCS争いを優位に進めていながら、今年も9月に大きな落とし穴。良い線までいきながら、結局、今年もファンの期待を裏切る形になるとともに、その采配にはファンも堪忍袋の緒が切れた状態となりました。

そして、地元最終戦ということで、選手、首脳陣が内野グラウンドに一列に並び、ファンに挨拶。そこで、野村監督が実に2年半ぶりに、ファンの前で一言。その内容があまりにも乏しく、先がまったく見えない印象を受けるとともに、スタンドからはヤジばかり。誰もが、今季の9月の大失速の責任を負って、自分自身でその決断をしてほしかった…。しかし、結果はオーナーの「当然、留任」の言葉のとおり、留任となりました。

何かと引き合いに出してしまいますが、サンフレッチェ広島は先に優勝を決め、優勝パレードでは8万人以上のサポーターやファンが集まりました。では、カープはどうか。野村監督の残留…誰も納得できないような事態のまま、来季への舵を切ったわけです。停滞感や閉塞感ばかりの中で、果たして来季は最低でもAクラスを実現できるのでしょうか。いや、してもらわないと、サンフレが優勝しているだけに、球団そのものもファン離れが進みかねない危機…それだけの危機感が必要です。


…と、これで今季の10大ニュースは終わりなのですが、最終回はプラス1&番外編をお送りします!


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