投手陣を見て思うこと~KUNIの雑感~(2)

◎投手陣を見て思うこと~KUNIの雑感~(2)

いよいよ大晦日ですね。さて、今日は昨日に引き続き、投手陣についてちょっと気になったこと…書いてみたいと思います。


今日取り上げるのは、ここ最近、ドラフト2位以下の投手の育成が上手くいっていないように感じるということです。今年の先発ローテーションを振り返ってみても、マエケン、野村投手、大竹投手という「先発2ケタ勝利カルテット」はいずれもドラフト1位の投手。先発のメンバーになかなかドラフト2位以下の投手が入っていない現状があります

中継ぎを見ても、今村投手や永川勝投手といった実績のある投手はドラフト1位指名を受けた選手です。今シーズン序盤で左打者を徹底的に押さえ込んだ河内投手もかつてのドラフト1位投手です。福井投手や篠田投手が伸び悩んでいますが、いずれも過去には先発ローテーションに入っていた実績もあり、既にプロ通算すれば10勝以上を挙げているわけです。

しかし、ドラフト2位以下の投手に関してみれば、とりわけドラフトが高校生、大学・社会人と分けて行われていたものが、一本化された2008年以降で、ドラフト2位以下の投手の通算成績を見てみると…

中田 廉投手   57試合2勝1敗0S 防御率3.34
小松 剛投手   現役引退
武内久士投手   10試合0勝1敗0S 防御率4.84
伊東昂大投手   現役引退
川口盛外投手   現役引退
中村恭平投手   23試合1勝7敗0S 防御率4.12
岩見優輝投手   3試合1勝0敗0S  防御率4.02
金丸将也投手   現役引退
中崎翔太投手   29試合2勝8敗0S 防御率4.98
弦本悠希投手   今オフ戦力外通告
戸田隆矢投手   4試合0勝2敗0S  防御率9.82


このようになっています。ドラフト1位の投手の成績に比べると、どうもここ最近、ドラフト2位以降の投手が、高校生、大学・社会人を問わず、なかなか1軍の戦力になりきれていないという側面があります。先ほど挙げた投手の中では、1軍で徐々に中継ぎとして頭角を現しつつある中田投手の成績が目立ちますが、すでに現役を退いている投手が半数近くいるのも現状です。

今の投手陣、とりわけ先発ローテーションはドラフト1位の投手が中心で動いているという現状。そしてそれが中継ぎ・抑えにも現れている状況です。それで不足しているところは、他球団から獲得した選手だったり、助っ人だったりといったところで埋めている傾向があります。

ドラフトで投手を補強してはいるものの、どうもそれが投手陣の層に厚みを持たせることにはつながっていないように感じます。それはドラフト1位の投手ばかりが主力となり、2位以降の投手が伸び悩んでいる現状があるからでしょう。本来であれば、ドラフト2位以降の投手も1軍で台頭してくることによって、投手陣の層が厚くなってくるところなのですが、それが機能していないのは大きな問題点ではないでしょうか

ドラフト2位以降の投手でも、先発ローテーションに入ってきてほしい投手だったり、中継ぎで台頭してきてほしい投手は数多くいます。いつも「候補の1人」だったり、「期待の投手」で止まってしまうという年が続いていますが、来年こそはドラフト2位以降の投手からどんどん1軍の戦力に出てきてほしいと思います。そのためにも、昨日テーマに挙げた「左腕の伸び悩み」もそうですが、投手育成の体制を強化し、しっかり選手をバックアップすることも球団として重要になってくるのではないでしょうか


=============================================================
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ぜひ、↓のボタンをクリックお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村~日本ブログ村~広島東洋カープ~

※なお、当ブログ内の文章や写真の転載は固く禁じます。
スポンサーサイト

テーマ : 広島東洋カープ
ジャンル : スポーツ

投手陣を見て思うこと~KUNIの雑感~(1)

◎投手陣を見て思うこと~KUNIの雑感~(1)

いよいよ年の瀬も押し迫ってきました。今年も残すところあと2日ということで、今日と明日で、投手陣についてちょっと気になったこと…書いてみたいと思います。


まず、今日のテーマは、左腕があまり育っていないという実情です。カープは毎年のように「左腕が不足している」といわれています。左腕不足は今に始まったものでもなく、もはや積年の課題となっています。でも、選手名鑑を見てみると、左腕の絶対数が少ないというわけではありません。

というのも、今シーズンのトレードや助っ人獲得の期限となる7月31日終了時点で、各球団の左腕の数を調べてみると、カープは巨人の14人に次いで2位の12人いるのです。最も少ないのは意外にも阪神で9人となっています。つまり絶対数に関して言えば、カープは左腕が充実しているといえるのです

しかし、生え抜きの左腕で生涯登板数が20試合以上の投手の通算成績を見てみると…

篠田投手  17勝22敗0S 防御率4.16
齊藤投手  19勝23敗0S 防御率4.46
中村恭投手 1勝7敗0S 防御率4.12
河内投手  16勝27敗0S 防御率4.15
大島投手  3勝14敗3S 防御率6.68

このように勝ち越している投手が1人もいないのです。中村恭投手は6つの借金、大島投手にいたっては11個の借金を抱えています。それだけ、カープの左腕は数多くいても、1軍で安定して勝利につなげることが出来る投手が少ないというのが現状です

今季もカープの先発投手で、勝利を挙げた左腕はといえば、久本投手が2勝、そして中村恭投手がプロ初勝利となる1勝を挙げたのみ。カープが誇る先発2ケタ勝利カルテットもすべて右腕という状況の中で、やはり1人は左腕がほしい…それは毎年の課題でもあります。

左腕の育成に問題があるのでしょうか。そういえば、今季限りで現役を引退した菊地原さんが3軍のコーチに就任しました。そして1軍の投手コーチには動作解析の分野でも活躍した畝さんが就任しました。投手コーチに左腕が増えることは、左腕の育成強化につながるように感じます。来季、現状では久本投手と河内投手くらいしか、1軍の左腕で計算できる投手がいない状況の中で、少しでも多くの左腕が1軍の戦力として台頭してもらいたいところです。

例えば高校時代と同じサイドスローに挑戦している岩見投手もそうですし、新助っ人のフィリップス選手もそう。そして3年目を迎える戸田投手や、今季初勝利を挙げた中村恭投手もそう。若い選手にも期待の選手が多いだけに、1人でも多くの左腕に出てきてほしいと思います


=============================================================
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ぜひ、↓のボタンをクリックお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村~日本ブログ村~広島東洋カープ~

※なお、当ブログ内の文章や写真の転載は固く禁じます。

テーマ : 広島東洋カープ
ジャンル : スポーツ

カープ、今年の10大ニュース(もう1つ番外編)

◎カープ、今年の10大ニュース(もう1つ番外編)

年末恒例の「今年の10大ニュース」。10大ニュースに関しては終わったのですが、もう1つだけ番外編ということで気になったニュースを。それは…


カープ女子、全国で急増


もう少し早く話題になっていたら、もしかして流行語大賞にノミネートされていたかも…と思うほどに、話題になっていたのが「カープ女子」でしょう。

とにかく、今はカープファンの勢いがすごい!以前から感じていましたが、特に首都圏で行われるカープ戦、レフトスタンド(西武ドームはライトスタンドですが…)が真っ赤に染まっています。東京ドームでの巨人戦の場合、最も観客数が伸びるのは、歴史のある阪神戦ではなく、今ではカープ戦なのだそうです。そして、「カープ女子」がどんどん増えていることで、ますますカープファンの勢いは高まっています

カープファンの女子大生が創刊した首都圏のカープファン向けのフリーペーパー「Capital」。私も創刊号を頂いたことがあるのですが、内容もすごく充実していて、特に当時現役だった石井琢選手のインタビュー記事があったのは驚かされました。読みごたえも抜群で、今では5000部も発行するほどの人気になっているようです。それだけ、今、カープ女子がカープファンを引っ張っているといっても過言ではないでしょう

「カープ女子」が増えることは、やっぱりすごく嬉しいことです。それだけカープのことが好きな方が増えているということですから。広島だけにとどまらず、今ではどこの球場でもカープ側の応援席が赤く染まる光景…きっと選手たちにもその思いが届いていることでしょう。特に、CSファーストステージ…甲子園球場のレフトスタンドが赤く染まる光景、そしてそれに後押しされて、カープの選手が見事に躍動し、連勝をもぎ取ったことでも強く感じました。

そういえば、「女子」と書いて「好」とも読めますよね。カープ女子は「カープ好き」につながる…それが話題となり、どんどんカープファンの輪が日本中に広がっていく。そのファンの声援を受けて、来季、カープはもっと上の順位を達成してほしいと思います


=============================================================
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ぜひ、↓のボタンをクリックお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村~日本ブログ村~広島東洋カープ~

※なお、当ブログ内の文章や写真の転載は固く禁じます。

テーマ : 広島東洋カープ
ジャンル : スポーツ

カープ、今年の10大ニュース(番外編)

◎カープ、今年の10大ニュース(番外編)

年末恒例の「今年の10大ニュース」。10大ニュースに関しては終わったのですが、今年、10大ニュース以外に私が気になったものを1つだけ取り上げさせていただきたいと思います。そのニュースがこちら…


逆転負けで武内投手のプロ初勝利逃す…


実績のない投手でも、ちょっとした自信がきっかけで大きく変わることってよくあるかと思います。そのきっかけって、やはり「勝利」なのではないでしょうか。しかし、目前にまで迫っていたプロ初勝利が、味方の失策によってすべてを帳消しにされてしまったら…。

そんな試合が6月28日の阪神戦でした。背番号「12」で入団し、今では「54」に降格してしまった武内投手にとって、背番号が変更になってからは、毎年が崖っぷちという感じでしょう。だからこそ、せっかく巡ってきた2度目の先発のチャンス。場所は甲子園球場という超ビジター感のある雰囲気の中で、ストレートはけして速くはないものの、変化球をコーナーに決める投球で、6回まで何とノーヒットノーランのピッチングを展開しました。

武内投手は7回に初安打を打たれ、そこから1点を失いますが、それでも7回1失点という素晴らしい結果を残すとともに、打線も8回表を終わって4点の援護…後は守り勝つだけと思いきや、8回裏に悪夢が…。とにかくバタバタしていました。ちょっとランナーを出せば、もうとにかく野村監督らしい落ち着きのない采配。投手交代ばかりで守りもリズムを崩して、ミスを連発。あれよあれよという間に失点し、気がつけば4-7とあっさり逆転…。これで早くもカープの自力優勝も消えてしまったのです

普通にやれば、間違いなく勝てていた試合でした。そして武内投手にも嬉しいプロ初勝利がつくところだったのです。でも、監督がバタバタし、継投がバタバタし、そして守備がバタバタし…。3点のリードがありながら、なぜそんなに慌てているのか分からないくらいでした。武内投手にしてもこれからの自信にする、そして飛躍のきっかけとなる可能性がある1勝がするりと滑り落ちたわけです。「かわいそうに…」という言葉と、怒りしかありませんでした

ただ、7回を1失点に押さえたことを自信にして、次の登板にも期待していました。しかし、次の登板では2回に2点を失った時点で交代。監督いわく「あれじゃ打たれることは目に見えている」という、監督の直感だけで交代となりました。前回、あれだけの好投をしただけに、当てにならない直感で決めるのではなく、もっと期待して投げさせてみるのも方法だったのではないでしょうか

とにかく我慢が出来ない采配…5番手以降の先発投手がなかなか出てこなかった裏には、監督自身が若手投手を先発に送るときの我慢出来なさが大きく影響しているのではないか…そう感じさせた試合でもありました。来季は大竹投手が抜け、有望な新人も入団するだけに、もっと我慢の起用で、真剣に4番手以降の先発投手を作り上げてもらわなければなりません


=============================================================
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ぜひ、↓のボタンをクリックお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村~日本ブログ村~広島東洋カープ~

※なお、当ブログ内の文章や写真の転載は固く禁じます。

テーマ : 広島東洋カープ
ジャンル : スポーツ

カープ、今年の10大ニュース(最終回)

◎カープ、今年の10大ニュース(最終回)

年末恒例の「今年の10大ニュース」。いよいよこの連載も最終回。最後はやっぱりこのニュースでしょう。


孤高の侍…前田智選手が現役を引退


ついにこのときがやってきました…。現役生活24年。それは走攻守が3拍子揃った外野手が、何度も故障に見舞われ、その都度、自分が本来出来たはずのプレーのイメージから遠ざかり、自分が自分ではないという状態でもプレーをし続けなければならない苦しさ、葛藤…さまざまなものと戦い、最後はやっぱり故障で終わってしまった…辛さや苦悩ばかりではなかったかと思います。

今年の4月23日の東京ヤクルト戦。そのときは突然やってきました。故障なんて、やっぱり突然やってくるものなんですね…。8回表、代打で登場した前田智選手はマウンド上の東京ヤクルト・江村投手から左手首に死球を受けました。左手を押さえながら、江村投手に向かって怒りの声を上げ、それとともに痛みに耐え切れず、その場でうずくまってしまいました。

その後の検査の結果、「左手首尺骨茎状突起骨折」。やはり骨折でした。その骨折の状態から、死球を受けた2か後には広島市内の病院で手術を受けることになりました。復帰までは2~3ヶ月、つまりオールスター戦後くらいには戻ってくるのではないかというところでした。

しかし、月日は過ぎても、なかなか復帰の声は聞こえてこないまま…。正直、骨折と聞いた時点で、そしてその日の試合でベンチから去り際、野村監督に「長い間お世話になりました」と一言。おそらく、もうこれで終わった…そんな予感がしたのではないでしょうか。微妙なバランスを毎日の練習の中で懸命に作り出していた前田智選手にとって、骨折したことは、それまでのバランスや細かな感覚すらも取り戻せない…自分自身がプロでやっていくための最後の生命線を絶たれたようなものだったのかもしれません

そして、10月3日…マツダスタジアムでの中日戦が最後となってしまいました。小熊投手から放った打球はピッチャーゴロ。何とか球に食らい付いて、精一杯の打撃でした。そして、その直後には何と、マツダスタジアムに本拠地を移転してから、初めて「ライト・前田」のコールが響き渡りました。

前田智選手にとって24年間のプロ生活…正直、苛酷なものだったと思います。現役時代、寡黙で笑顔を見せることがないストイックなイメージが強かった前田智選手。引退後は野球解説者として第2の野球人生を歩むことになりましたが、それ以来、何と笑顔で饒舌に語る前田智徳さんの姿を良く目にするようになりました。今までの現役での生活がそれだけ辛いもので、ようやく解放された…そんな思いが強いのかもしれませんね。ようやく本当の前田智徳さんの今の姿が見られるようになったのでしょう。本当に長いプロ野球生活、お疲れ様でした。そしてありがとうございました!そして、コーチや監督として再びカープのユニフォームを着る日が来ること…いつになるかは分かりませんが、その日を楽しみにしております



=============================================================
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ぜひ、↓のボタンをクリックお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村~日本ブログ村~広島東洋カープ~

※なお、当ブログ内の文章や写真の転載は固く禁じます。

テーマ : 広島東洋カープ
ジャンル : スポーツ

フリーエリア

広島カープ応援サイト「鯉に恋思想」をよろしくお願いいたします。

主サイト「週刊カープ評論」 もあわせてよろしくお願いいたします。


このサイトはリンクフリーです。


また、ブログの中で皆様からのご意見も紹介しています。

カープアンケート(2012-13年版)からどしどしお寄せください。

皆様からの熱いご意見をお待ちしております。




※このブログ記事の転載や引用、写真の使用は固く禁じます。

プロフィール

KUNI

Author:KUNI
「週刊カープ評論」の1コーナーとして、ニュースやコラムをお届けするブログです。

最新記事
最新コメント
月別記事一覧
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
43位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
11位
アクセスランキングを見る>>
アクセスカウンター(累計)
検索フォーム
QRコード
QR
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる