<KUNIの雑感237>泥まみれのCS

<KUNIの雑感237>泥まみれのCS

このところずっと天気が悪い日が続いてますね。急に冷え込んできましたし。しかも新しい台風の発生したようで、週末には接近してくるのではないかと言われています。

そんな天気が続く中で、15日に行われたCSファーストステージ、阪神vs横浜DeNAの第2戦は断続的に雨が降りしきる中で強行されました。非常に水はけが良いとされる甲子園のグラウンドですが、そこかしこに水溜りができ、今年は田植えシーズンの田園地帯か、それともムツゴロウがいる有明海か…そんな雰囲気が漂っていました。転がる打球はすぐに失速し、選手のユニフォームはちょっと走っただけで裾がすぐに泥だらけになる状況。これではまともな野球は出来ません

CSはファーストステージでは1日、ファイナルステージでは2日の予備日しかなく、日程が非常にタイトとなっています。そのため、多少の雨であれば強行しなくてはならないのでしょうが、さすがに泥沼のようなグラウンドコンディションだと、プレ-する条件は両チームとも同じなのですが、故障のリスクは極めて高くなるでしょう。しかも苦労に苦労を重ねてつかんだCSの舞台…仮に雨だとしても出来るだけ良好な状態で、今回のように泥沼のような状況であれば、試合を延期したり、ダブルヘッダーを導入したりといった手立ても必要だと思います。

それにしてもこのような状況でプレーすることは、カープにとっても明日は我が身なのでしょう。週間天気予報を見ると晴れ間は非常に少なく、また週末は台風が接近するという状況。しかも水はけ、グラウンドコンディション技術の高さでは天下一品の甲子園球場でも泥沼のようになったのですから、果たしてマツダスタジアムではどうなるか、非常に懸念されるところです

さらにCSファイナルステージでは予備日が2日間設定されていますが、もしこの予備日をすべて使ったとしたら、日本シリーズは中2日で挑まなくてはなくなります。プロ野球最高の舞台である日本シリーズがCSの影響で第1戦が万全の状態で臨めない可能性が出てくることも問題だと思います。もちろん、雨の影響でCS自体を途中で中断し、その時点でリードしている方が日本シリーズ進出…という決定になると、やはり出場しているチームにとっては、特に敗れた側からすれば不満も募るでしょう。

課題が多いCSですが、いずれにせよ水曜日にはいよいよファイナルステージに突入します。雨の影響を受ける可能性が高いのは避けては通れません。そのことを考えると、第1戦から万全の状態でスタートを切り、とにかく勝ち星をリードする、常に主導権を握る展開に持ち込むことが、昨年以上に重要になってくるでしょうカープとしても昨年の経験、そして今年のCSファーストステージでの展開を、優勝チームとして最大限に活かしてほしいと思います


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<KUNIの雑感236>唯一の育成選手だけど…期待の内野手です

<KUNIの雑感236>唯一の育成選手だけど…期待の内野手です

育成選手としてカープに入団して3年目の木村聡司選手。過去2年間、ウエスタンリーグては2年目に2試合出場し、わずか1打席立ったのみとほとんど出場機会はありませんでした。ただ昨年に関しては四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツへ派遣され、50試合に出場し打率.260、3塁打も3本放ち、5盗塁を決めるなど実戦経験を養いました。

そんな木村選手は今シーズン、ウエスタンリーグで自己最多の51試合に出場し、71打数20安打、1本塁打10打点、3盗塁6三振で打率.282という結果を残しました。過去2年間、ウエスタンリーグでわずか1打席したチャンスをもらえなかった木村選手が、わずかなチャンスでアピールに成功し、一気に出場機会を増やしました。

大きなアピールのきっかけとなったのは4月4日、ウエスタンリーグの阪神戦ではなかったでしょうか。2回裏1死1・2塁のチャンスでレフトスタンドギリギリへの同点3ランを放ちました。ウエスタンリーグではもちろんのこと、四国アイランドリーグに派遣されていたときにもなかった一発。打撃での成長を感じさせる一発となりました。

大型遊撃手として期待されて3年目のシーズンが終わった木村選手。気がつけば、今シーズン開幕当初、カープには育成選手が4人いました。しかしバティスタ選手とメヒア選手はシーズン途中に支配下登録を勝ち取り、また松浦選手はシーズン終了とともに残念ながら戦力外通告を受けました。つまり今のところカープに育成選手は木村選手1人しかいないのです。

これまでカープが育成ドラフトで指名し入団に至った選手の中で、支配下登録を勝ち取ったのは中谷翼選手、中村亘佑選手、そして辻空投手のわずか3選手です。さらにこの中で1軍に昇格した経験があるのは、2007年、2010年の中谷選手のみ。育成ドラフトから支配下登録を勝ち取るのは非常に狭き門なのです。

育成ドラフトで入団した選手はひとまず3年が一区切り。今季の成長ぶりを見るとおそらく来年も契約が更新されることでしょう。ただ入団してから2年間と今季の成績とでは、比べものにならないくらい、大きく飛躍し、また来季以降への期待も高まるものとなりました。狭き門の支配下登録ですが、よりチャンスの入り口を広げるためにも、今、宮崎で行われているフェニックスリーグを含めて、どんな成長、アピールを見せてくれるか楽しみです


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<KUNIの雑感235>老舗サイトがまた終わる…

<KUNIの雑感235>老舗サイトがまた終わる…

先日、インターネットでニュースを見ていたら、今から9年前、2008年にスタートし、10シーズンにわたってプロ野球に関する細かなデータを取り扱っていた「ヌルデータ置き場」という個人サイトが今シーズン限りで更新終了し、年内にも閉鎖されることが管理人の方から発表されたという記事がありました

私自身も時々、このサイトを拝見させていただいたことがありましたが、プロ野球に関するデータ量では群を抜いていました。選手の個人成績や対戦成績、さらには近年ではかなり知られるところとなったセイバーメトリクスなど、とにかくデータ量が半端なく多く、多岐にわたっていました。

驚きなのは、このデータ満載のサイトを個人の方が運営されていたということです。おそらくシーズン中はプロ野球全試合が終わるたびに、すべての選手のデータを収集して、それをサイトに反映させていたのでしょう。細かい計算の処理など、多くの処理はある程度、自動化されていたのではないでしょうか。仮にそうだとしても、そういったシステマチックな仕組みを作らなければなりません。個人で運営するためには根気と知識と時間…あらゆることが揃ってなければ、到底できることではありません。

それを10シーズンにわたって、シーズン中はほとんど毎日続けてきたのでしょうから、ただただすごいとしか言いようがありません。もしかしたら、年内で終了というのは、10シーズンというのも1つの区切りであるというのも理由になったのかもしれませんね。区切りというのは、何かと考えることも多かったりします。

それに比べて、私のこのブログのメインサイト「週刊カープ評論」は来月で17周年、18年目に入り、このブログも通算で12年目と、確かに年数は長くなりました。でも、週末などお酒を飲んでるときや帰省のときなど、更新が遅くなったり、滞ったりすることもしばしば…。でも、「週刊カープ評論」もあと3年もすればちょうど20年だということに気がつきました。

「ヌルデータ置き場」の管理人の方は毎日詳細なデータを更新するというのは頭が下がりますし、10年間お疲れ様でした、そして時々しか拝見していませんでしたが、様々な角度から野球を楽しませてもらってありがとうございましたと伝えたいと思います


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<KUNIの雑感234>タイトルホルダーを眺めてみると…

<KUNIの雑感234>タイトルホルダーを眺めてみると…

先日、今シーズンのプロ野球の個人タイトルが確定しました。カープからは薮田投手が勝率.833で最高勝率を、田中選手は35盗塁で盗塁王、出塁率.3982で最高出塁率の2冠を、丸選手はシーズン171安打で最多安打を、それぞれ獲得しました。いずれの選手も各部門で初めてのタイトルとなりました。

ところで今年のタイトルホルダーを眺めてみると、そのチームの特徴が非常に良く反映されているように思います

例えば、投手、野手ともにタイトルホルダーが生まれたのは、セリーグではカープだけで、パリーグでは福岡ソフトバンクと埼玉西武の3球団のみです。カープと福岡ソフトバンクに至ってはリーグ制覇しました。これは投打にしっかりとした軸があるということでしょう。カープの場合は田中選手が盗塁王と最高出塁率を獲得するほど、1番バッターとして出塁と機動力を発揮し、丸選手は積極的な打撃を見せた…そこにカープの野球の真髄が現れているように思います。

また巨人は菅野投手が最多勝と最優秀防御率の2冠に輝き、マイコラス投手は最多奪三振のタイトルを獲得しました。それだけ巨人の先発投手陣は強固であるということ。しかしそれでもBクラスとなったのは、先発が頑張っただけでは、シーズンを通してはなかなか勝てないということでしょう。

一方でセリーグ2位の阪神は桑原投手とマテオ投手が最優秀中継ぎ投手のタイトルを、ドリス投手が最多セーブのタイトルをそれぞれ獲得しました。それだけ中継ぎ陣が安定しているということを示しており、今シーズンの阪神のしぶとい野球にもつながっているのでしょう。しかし、野手にはタイトルホルダーがいません。

また横浜DeNAは宮崎選手が首位打者、ロペス選手が最多安打と打点王の2冠に輝きました。この2人に筒香選手が並ぶクリーンアップにはやはり破壊力があります。その一方で、投手にはタイトルホルダーが出ませんでした。

やはり、野球は投打にしっかりと軸があること、それがバランスの取れたチーム力につながるのだとつくづく感じます。今シーズンのカープはとりわけ投手のバランスが崩れかけましたが、薮田投手がそれに歯止めをかけてくれました。誰かが欠けても、誰かが穴を埋めるという戦力の厚みも感じます。そのバランスをしっかり維持していくことが、カープが今季のポストシーズンを制し、黄金時代を築くためにも必要となってくるのだと思います


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<KUNIの雑感233>結婚を機に!

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交流戦を境に中継ぎから先発に回り15勝を挙げた薮田投手。自身初となる最高勝率のタイトルも手にしました。そして今シーズンも先発・中継ぎとフル回転し、自身最多の9勝をマークした九里投手。いずれの投手もプロ入り後では最高の、いわゆるキャリアハイの成績を残し、チームの連覇に大きく貢献しました

今シーズンは黒田投手という精神的支柱である大ベテランが引退し、開幕直後からジョンソン投手が離脱するという苦しい状況の中で、薮田投手はその穴を見事に埋める活躍を見せました。一方で九里投手も、昨年は中継ぎ・先発にと7勝を挙げる活躍しながら、今季は勝ち星がなかったヘーゲンズ投手の穴を見事に埋めてみせました

この薮田投手と九里投手に共通していること…それは新婚さんであるということ。結婚をしたことで、守っていかなければならない家族ができ、それは今シーズンの成績につながったともいえます。もちろん不断の努力の積み重ねがあってのことですが、結婚が自分自身に更なるパワーを与えてくれたのだと思います。

結婚といえば、先日、ルーキーの加藤投手が慶応大学時代から交際をしている1つ年上の女性と、来年1月に入籍することが発表されました。入団当初から堅物そうなイメージのあった加藤投手ですが、しっかり幸せを育んでいたんですね。2年間の交際を経てのゴールインとなるそうです。

加藤投手といえば、今年1軍デビューとなった試合で、いきなり先発で9回途中までノーヒットノーランという素晴らしいピッチングを見せました。そのデビューがあまりにも鮮烈すぎて、その後はコントロールという課題が目立つばかり。結局、1軍ではその1勝に終わりました。

今シーズンの1軍での投球イニングは29.1回、それに対して28奪三振は素晴らしいのですが、イニング数を軽く上回る34四死球。やはりこれでは結果は残せません。2軍ではコントロール面で改善の兆しは見られるものの、1軍クラスが相手だと、さすがに見極められてしまうのでしょう。

即戦力としての期待には応えられなかった加藤投手ですが、今の自分の力を知り、そこからどうしていけば良いかというのは、明晰な頭脳で何となくプランニングは出来ているかも知れません。今シーズンは結婚をきっかけに飛躍した投手が2人もいました。加藤投手も1年目こそプロの壁にぶち当たりましたが、2年目の来季は結婚パワーも味方に付けて、薮田投手や九里投手に続いてほしいと思います


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