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#7・堂林翔太選手~1軍での居場所を作るには?~

◎#7・堂林翔太選手~1軍での居場所を作るには?~

カープの選手の中ではいまだに人気が高く、しかも打席に立てば、スタジアムの空気が変わる…そんな特徴を持った選手というのは、そうはいません。堂林選手がもって生まれたスター性がそうさせるのでしょう。ただ、堂林選手の場合、実績や成績と比例してこないという不思議さがあります。人気た期待は維持していても、成績が伴ってこない状況が続いています。今季は10年目という節目の年でしたが、堂林選手にとっては非常に厳しい1年となりました。

では、まず堂林選手の今季の1軍での成績を振り返ってみましょう。

☆1軍
試合:28
打数:34
安打:7
本塁打:0
打点:2
四死球:2
三振:9
盗塁:0
失策:1
打率:.206
出塁率:.250


堂林選手はプロ入り3年目の2012年に初めて1軍に昇格し、野村元監督の期待の下で全試合に出場しました。そこから8シーズンの中で、出場試合数は激減し、放ったヒットは初めて1ケタに終わり、本塁打は2年連続でない…緒方前監督時代の堂林選手は与えられるチャンスも大幅に減りましたが、その中で結果を残せない日々が続き、今季は自身ワーストの成績に終わりました。

開幕1軍入りを果たした堂林選手は4月6日の阪神戦でスタメン出場し、今季初安打を放ちました。しかし、そこから1軍登録・抹消を繰り返し、次のヒットを放ったのは9月11日の中日戦。実に5ヶ月以上にわたって、1軍でヒットがない状態が続きました。

今年の堂林選手のハイライトといえば、やはり9月12日の中日戦でしょう。2点リードを守れず、中盤に追いつかれ、こう着状態が続く展開。2-2の同点で迎えた9回裏、1死1・2塁の場面で打席に立った堂林選手。中日・藤嶋投手の高めの浮いた変化球をはじき返し、打球は前進守備のレフトの頭上をかすてめいく劇的なサヨナラタイムリー!!不振に苦しんだ堂林選手が輝き、そしてスタジアムのボルテージが一気に最高潮に達した瞬間でした。「やはりこの選手はスター性があるなあ」と、久しぶりにそのことを思い出したような気がした瞬間でもありました。

では、ついでに堂林選手のウエスタンリーグの成績を見てみましょう。

☆ウエスタンリーグ
試合:50
打数:150
安打:42
本塁打:6
打点:20
四死球:22
三振:35
盗塁:14
失策:4
打率:.280
出塁率:.366


10年を迎える選手の2軍での成績を見ても、あまり意味はないのかもしれません。2軍では42安打のうち6本が本塁打…天性の長打力は感じますし、14個もの盗塁を決めている点でも、野球センスはさすがという感じです。ただ成績を見る限りでは、もう2軍は卒業しなければならない立場であるのは間違いありません。あまりに「2軍慣れ」してしまうと、1軍の投手の球や配球に手が出なくなってしまう…2軍では活躍できるのに、1軍ではさっぱりという悪循環になりかねません。

堂林選手は年明けから鈴木選手や野間選手らとともに合同自主トレを行うようです。プライベートでも仲が良い鈴木選手に頼んで、参加することが決まったようです。目下、球界屈指の右打者となった鈴木選手の打撃を間近で見て、いいところを吸収したいということもあるのでしょう。

ただ、以前は新井さんの打撃をつぶさに観察し、打撃フォームまでそっくりになった時期もありました。その選手が追求して、自分のものにした打撃フォームが、堂林選手にもしっくり来るかといえば、けしてそんなことはありません。堂林選手の場合、とにかく迷いを捨てて、自分の打撃の形を見つけることなのだと思います。鈴木選手の打撃の良いところは当然盗めばいいのでしょうが、あとはそれをどう自分なりにアレンジしていくか…もう迷いというものを捨てていくことが急務でしょう。

堂林選手は秋季キャンプでセカンドの練習も行ったようです。高校時代はショートも守り、プロでも2軍ではショートを守ることもありました。そもそもが守備範囲が広い選手なので、セカンドもそこそこはこなせる可能性はあります。それもすべてはとにかく出場機会を増やすためではありますが、カープのセカンドには菊池涼選手という確固たる存在があります。ただ、堂林選手にしかない「スタジアムの空気を変えることができるスター性」を発揮するためには、まずは右の代打の切り札になってほしい、そこから1軍の居場所をつかんでほしいと思います。


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#23・薮田和樹投手~3年ぶりに復活なるか?~

◎#23・薮田和樹投手~3年ぶりに復活なるか?~

薮田投手といえば、やっぱり忘れられないのが2017年のピッチング。当時3年目の薮田投手は交流戦から先発ローテーションに入り、シーズンで15勝をマークし、勝率.833で最高勝率のタイトルを獲得しました。

テイクバックの小さい独特のフォームから150キロを超えるストレートを投げこみ、しかも要所要所でコーナーへズバッと決めるピッチング。シーズンで2つの完封も決め、この年のチームのエース的存在でもありました。彼の台頭がなければ、リーグ連覇はなかったといっても過言ではありません。

その残像ばかりが残るのですが、その後の2年間、薮田投手らしいピッチングから遠ざかっています。では、まずは今季の薮田投手の1軍での成績から振り返ってみましょう。

☆1軍
4試合 0勝2敗0S(先発2試合、中継ぎ2試合)
イニング:12.2
被安打:17
奪三振:6
四死球:10
自責点:13
防御率:9.24
WHIP:2.13


開幕から2ヶ月以上が経過した6月12日にようやく1軍昇格を果たしました。しかし、6月14日の東北楽天戦で中継ぎとして登板するものの、肝心な場面で2本の本塁打を浴びてしまい、4回途中4失点という結果に終わりました。課題が解消されていないと感じる印象に、翌日には登録抹消されました。

8月27日に今季2度目の1軍昇格。1度の中継ぎ登板を経て、9月1日の横浜DeNA戦で今季初先発のチャンスが巡ってきました。6つの四球を与えながらも、粘りの投球で6回を被安打4、3失点。負け投手にはなかったものの、先発としてQS(6回3自責点以内)を達成し、期待を抱かせる内容となりました。

しかし、続く9月7日の阪神戦での先発機会では、相手の上位打線に粘られ、そこから連打を浴びてしまう悪循環で、3回途中6失点と炎上…翌日に2軍降格となりました。粘られるということは、ストレートにも威力がなく、キレもないということでしょう。

ストレートは今季150キロを計時したこともありましたが、全体的には145キロを超えるくらいで、2017年のときのような球威を感じられず、物足りなさばかりが残りました。また、ストレートで勝負できないのか、カットボールやシュートといった変化球に頼ってしまう傾向もありました。

それゆえ1軍では、特に左打者に被打率.360、出塁率は実に.469となっており、約半数で出塁を許しており、それだけ見極められているということでもあります。そして独特のテイクバックが小さい投球フォームも、相手がある程度タイミングを取れており、研究もしているのでしょう。

相手の研究を上回っていくことができないこと、そして自身のストレートの威力が下がっていること…この2つの負の相乗効果で、結果が残せていないのではないでしょうか。一方が変わってくれば、兆しは見えるような気はしますが…

本来は2軍で投げていてはいけない投手なのですが、ウエスタンリーグでの投球成績も見ておきましょう。

☆2軍
20試合 6勝8敗1S(先発17試合、中継ぎ3試合)
イニング:92.2
被安打:91
奪三振:51
四死球:42
自責点:41
防御率:3.98
WHIP:1.38


ウエスタンリーグでもどこか冴えない成績に終わっています。投球イニング数とほぼ同じ数だけヒットを浴びていますし、思うように三振も奪えていないという感じです。2017年のときのようなピッチングを見せ、復活を期待させる瞬間もあるのですが、次の登板では元の状態に戻ってしまった…ということも多々あり、安定感に欠ける内容です。

佐々岡監督は、投げ込みを行う薮田投手を見て、「復活してもらわなければいけない」と期待を寄せています。2017年の大活躍の残像も徐々に消えつつある状況は、本人のプロ野球人生においてけして良いことではありません。残像がある、つまりは「復活を期待されている」うちに復活しておかなければ、いずれは「過去の人」にもなりかねません。

復活を期待されている期間はけして長くはありませを。ただ、佐々岡監督が就任し、体制が変わったことは、薮田投手にとっては追い風にしなくてはなりません。そう、まぐれでシーズン15勝は出来ないのですから。きっかけをいかに掴むかでしょう。

そのためには、まずはストレートの球威をいかに取り戻すか、小さなテイクバックから150キロを超えるストレート…これを取り戻すことができれば、カットボールやシュートといった変化球も活き、活路を見出せるはずです。下半身を鍛え、投げ込む中で、薮田投手本来のストレートを取り戻してほしいものです


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#6・安部友裕選手~覇気でレギュラーつかめ!~

◎#6・安部友裕選手~覇気でレギュラーつかめ!~

今年で12年目のシーズンを終了した安部選手。今年で30歳となり、年齢的にしても、プロでの年数にしても、立場は中堅クラスとなってきました。2017年にはプロ入り後、初の規定打席に到達し、打率も.310をマークした安部選手。そこから一気にサードのレギュラーを確保してもらわなければならなかったのですが、どうもこの2年間はどこか伸び悩むシーズンが続いています。

では安部選手の今季のカープでの1軍打撃成績を振り返ってみましょう。

☆1軍
試合:114
打数:264
安打:67
本塁打:8
打点:28
四死球:24
三振:60
盗塁:5
失策:10
打率:.254
出塁率:.315


昨年と比較すれば、出場試合数も増え、打率も若干上がったのですが…やはり安部選手の活躍で記憶に新しいのは2017年の飛躍の年。そこと比較すると、どうしても物足りなさを感じずにはいられません。本当なら今ごろ、しっかりとレギュラーを務めておかなくてはならなかったところですが…。

確かにシーズン8本塁打はキャリア・ハイではありますが、思うようにヒットを重ねることができず、開幕から2割台前半を推移。本来であれば、FA移籍した丸選手の抜けた穴を埋める筆頭候補であったはずが、打撃の調子が思うように上がらない中で、その役割を果たすことができませんでした。

安部選手といえば、2018年の福岡ソフトバンクとの日本シリーズ第3戦、福岡ヤフオクドームのライトスタンドにグランドスラムを叩き込んだことを思い出します。芯を捕らえれば、スタンドに運ぶだけのパンチ力があります。今年も7月23日、マツダスタジアムでの中日戦の延長10回裏、中日・祖父江投手からレフトスタンド最前列に見事なサヨナラアーチを架けました。逆方向にも大きな当たりを打てる魅力もあるのです。

2017年の活躍で、一時はサードのレギュラーを奪ったかに見えました。しかし、その座を確保することができず、今年も打撃のみならず、守備でもサードを中心に守るも10個の失策を記録しました。守備でも精彩を欠いた年だったように思います。

打撃でなかなか結果が出ず、スタメン起用しづらい状況となりました。ただ安部選手の場合、今季は途中出場だと.打率.143とさらに成績は悪化します。そう考えると、安部選手はスタメンに出て、4打席で勝負するタイプなのでしょう。

さらに対右投手では打率.255、対左投手では.250となっており、とりわけ左腕を苦手にしているわけでもありません。どちらでも比較的、上手く対応しているだけに、やはりこの面でも代打よりもスタメンタイプといえそうです。

自分の持ち味を発揮するためには、スタメン起用の機会を増やし、レギュラーを奪う必要があるのでしょうが、なかなかそれが実現できません。いや、実現しかけたのですが、完全に自分のものにすることができませんでした。秋季キャンプでは外野の練習も行いましたが、そこでレギュラーを掴むのはメンバー構成を見ても現実的ではなく、やはりサードで勝負することになるでしょう

今年で30歳。長らく空きポジションになっているサードを来季も奪いにいくことになるでしょうが、もう残された時間もチャンスも多くはありません。場合によっては田中広選手や小園選手、若手では中神選手、さらには三好選手らライバルは数多くいます。実績はあるだけに、覇気でもぎ取れるか、来季は勝負の1年となりそうです


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#47・山口翔投手~思い切り自分の球を信じて投げ込め~

◎#47・山口翔投手~思い切り自分の球を信じて投げ込め~

熊本工高時代、名門のエースとして活躍した山口投手。そのピッチングはイニングごとによっても好不調の波があるものの、150キロを超える豪快なストレートと、ピンチでも相手打者に立ち向かっていくピッチングスタイルがスカウトのハートをつかみました。1年目はじっくりと2軍で体を作り、多少の実戦経験を積み、そして迎えた2年目は山口投手にとって、1軍の舞台を体感する貴重な1年となりました。

では、まずは山口投手の今季のウエスタンリーグでの成績から振り返ってみましょう。

☆2軍
16試合 6勝6敗0S(先発16試合)
イニング:93.2
被安打:102
奪三振:57
四死球:43
自責点:46
防御率:4.42
WHIP:1.54


ウエスタンリーグでは先発が中心でした。4月4日の中日戦では7回2失点で勝利投手に。先制点をもらった直後にすぐさま逆転を許すも、その後はしっかりと試合を作りました。5月1日の福岡ソフトバンク戦で2勝目。ここまでの4試合でQS(6回3自責点以内)を2度達成し、徐々に先発として試合を作るピッチングができるようになりました。そして、ついに5月6日、プロ入り後初の1軍昇格を果たしました

では、続いて山口投手の今季の1軍での投手成績です。

☆1軍
9試合 1勝3敗0S(先発6試合、中継ぎ3試合)
イニング:26
被安打:25
奪三振:21
四死球:16
自責点:14
防御率:4.85
WHIP:1.46


1軍昇格直後は中継ぎでの登板が3度あり、いずれも1~2イニング程度でしたが、いずれも無失点に抑えました。そして5月30日の東京ヤクルト戦でついにプロ初先発に抜擢されました。この試合でストレートは最速147キロながらも、非常に伸びがあり、ホップするような軌道を描きました。スライダーもストライクゾーンからボールゾーンへと切れ味鋭く曲がる見事なものでした。コントロールもよく、東京ヤクルトの強力打線を相手に7回を被安打1、無失点、8奪三振。打線は13点を奪う強力な援護でプロ初勝利を飾ったのです

しかし、その後は3回5失点、5回1失点、4回2失点と良かったり悪かったりの繰り返し。ときには不用意な四球を与えてしまい、ベンチで緒方前監督からきつくお灸をすえられる一幕もありました。ただ、この叱責が山口投手の持ち味である思い切り、積極果敢に勝負するピッチングスタイルを消してしまったような気がします

7月9日に2度目の1軍昇格、中日戦で先発するも1回を被安打5、3失点ですぐに2軍降格。8月22日に3度目の1軍昇格を果たすも、2回3失点。いずれも試合を作れないまま、どこか思い切りに欠けるピッチングでした。

特に8月は2軍で7回途中1失点、7回無失点、8回途中無失点と3試合連続で素晴らしい投球を見せました。成長を感じさせる結果を残した直後の1軍先発チャンスでした。それだけに期待も高まったのですが、どうもかつての叱責があったのか、緒方前監督の前では積極的なピッチングができませんでした。

さらに山口投手のフェニックスリーグでの成績を見てみると…

☆フェニックスリーグ
5試合
イニング:12
被安打:22
奪三振:10
四死球:9
自責点:17
防御率:12.75


3イニングを投げて被安打11、9失点という大炎上もありました。そのピッチングが尾を引いたのもありますが、フェニックスリーグでは防御率も9点を軽く上回るものとなりました。

山口投手は主にストレートとスライダーが主体のピッチングですが、カーブとフォークも多少織り交ぜていきますが、実際にピッチングの上で使える球種に乏しいように思います。そして、生命線のストレートも良かったり悪かったり…ここが安定してくれば、山口投手の積極果敢なピッチングが活きてくるのではないでしょうか。

山口投手は秋季キャンプから2段モーションに取り組んでいるようです。打者のタイミングをいかに外しながら、より力強い球を投げ込めるか…2段モーションに打開策を見出すことになりますが、まずまずの手応えを掴んでいるようです。

佐々岡新監督に代わったことも山口投手にとっては1つのプラス材料になるかもしれません。とにかく、持ち味である攻めのピッチングを思い出し、思い切り強い球を投げ込めるか…佐々岡監督は先発候補と期待しているだけに、同期の遠藤投手と切磋琢磨しながら、来季は1軍で成長した姿を見せてほしいものです。


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#51・小園海斗選手~2年目でレギュラーを掴め!~

◎#51・小園海斗選手~2年目でレギュラーを掴め!~

ドラフトでは1位で4球団競合の末、緒方監督の見事なくじ運で交渉権獲得、そして入団に至った小園選手。高校球界ナンバーワン遊撃手の呼び声が高かった小園選手は、キャンプからその素質と物怖じしない積極性から、評価はさらにうなぎのぼりとなりました。高卒ルーキー野手では鈴木選手以来となる、1年目から1軍昇格を果たし、周囲に衝撃を与えるようなデビューを飾りました。

では、まずは小園選手のウエスタンリーグの成績を見てみましょう。

☆ウエスタンリーグ
試合:53
打数:210
安打:44
本塁打:6
打点:22
四死球:15
三振:42
盗塁:8
失策:10
打率:.210
出塁率:.262


センスの高さを感じさせる小園選手でしたが、やはりまだ前年まで高校生だったわけで、いきなりプロの投手と相対するとなると、なかなか結果を残すことは出来ませんでした。ウエスタンリーグでは4月からずっと打率は1割台に低迷。なかなかヒットが出ず、打率が上がってこない状況が続きながらも、徐々に三振の数は減り、相手投手の球をしっかりしたスイングで捉えられる確率は高まりました。

そんな小園選手、今季は開幕1軍のキップをもぎ取りました。ただあくまでも雰囲気を味わわせたいという首脳陣の意向が強かったようで、わずか3日後、出場機会もないままに2軍降格となりました。ただ、オープン戦では打率.231、2本塁打をマーク。パンチ力ある打撃で首脳陣の目は釘付けになるほど。そんな大きなインパクトと期待を感じさせながらも、首脳陣はまずは2軍でじっくり実戦機会を増やす道を選択しました。

そして再び1軍昇格を果たしたのは、6月20日のこと。絶対的ショートだった田中広選手の不振の影響もあり、ついにショートのポジションに小園選手が入りました。これは首脳陣としても想定外だったと思います。ただ、長らくショートは田中広選手のみという状態だっただけに、控えの層が薄かったとい現状で、小園選手しかいなかったというのが本当のところなのでしょう。

高卒1年目からの1軍デビューを飾った今季の小園選手の打撃成績を振り返ってみましょう。

☆1軍
試合:58
打数:188
安打:40
本塁打:4
打点:16
四死球:7
三振:42
盗塁:1
失策:9
打率:.213
出塁率:.241


6月20日の交流戦・千葉ロッテ戦で田中広選手のポジションである「1番・ショート」でプロ初出場初スタメンを飾りました。いきなり初回の初打席で、千葉ロッテ・種市投手からレフトへ華麗なプロ初安打を放ちました。しかし、終盤の競った局面で痛恨のエラーをしてしまう場面も。プロの世界の厳しさを痛感するとともに、その後の2試合でもエラー量産…。3試合のスタメンで4個のエラーを喫しました。

いったん2軍に降格し、7月15日に再び1軍昇格を果たした小園選手。1軍デビューのときは浮き足立って見えた守備は、気持ち的に落ち着いたのか、ようやく本来の動きを取り戻してきたように見えました。二遊間の連携などでまだまだ課題はあるものの、強肩と守備範囲の広さには非凡なものがありました。打撃でも7月26日の東京ヤクルト戦で左腕の高橋投手からライトスタンドへ豪快な3ランを叩き込むなど、パンチ力ある打撃を見せました

というわけで、次に小園選手のフェニックスリーグでの打撃成績を振り返ってみましょう。

☆フェニックスリーグ
試合:16
打数:54
安打:13
本塁打:3
打点:11
四死球:1
三振:9
盗塁:2
打率:.240
出塁率:.255


打率はなかなか伸びてこない印象です。ただ、春季キャンプのときから感じましたが、高卒ルーキーとは思えないほど、太ももが太く、下半身がどっしりとした、しっかりとしたスイングをしています。プロの身体が出来上がっているという印象でした。

打球にも力があり、今季4本塁打を放ったようにパンチ力もありますし、初球から狙っていく積極性もあります。あとはしっかりと振り切る中でも、確実性を増していけるかがカギでしょう。自分のスイングをしつつ、結果を残せるか…1つのコツを掴むことで、一気に花開くように思います。十分に近い将来、3割20本、さらにはトリプルスリーも狙えるだけの可能性を秘めています。

また、打者不利のカウント、とりわけ追い込まれてからのもろさがあります。まだ高卒1年目のルーキーですから、これからもっとも実戦経験を積み、選球眼を高め、当てにいくのではなく、持ち味のしっかりとしたスイングをしていけば、きっとプロの球をより高い確率で捉えることができるはずです

秋季キャンプではセカンドも守り、フェニックスリーグではサードのポジションにもつきました。実績ある田中広選手とのショートを巡るレギュラー争い、さらに内野のポジション争いを制するためには、打撃でいかにアピールしていくか、左投手に対しても捉える打撃ができれば、一気にレギュラーをつかめるはずです。来季の更なる成長が楽しみな選手です


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