肝心な場面で静まる打線…
◎肝心な場面で静まる打線…
今のカープはチーム打率はセリーグでダントツのトップであるのに、そこまで打ちまくっている印象がありません。そこには、チャンスは作ってもなかなかそれを活かせなかったり、投手陣が頑張っているときにこそ、なかなか援護できなかったり…そういったことがやたらと目立つからなのでしょう。
今夜、投手陣は巨人打線を2点に抑えましたが、カープ打線はわずか3安打に終わりました。
5回途中まで巨人先発・畠投手の前に、西川選手のソロホームランの1安打に抑え込まれていた打線。しかし、5回表1死ランナーなしの場面で、会沢選手が頭部に四球を受けたことで、退場となりました。先発投手が急にマウンドを降りる事態…これはカープにとって追い風としなくてはならないところでした。
しかし、カープ打線というのは、どうも変化に弱い…。次から次へと、相手側が投手をスイッチしてくると、それに翻弄されてしまう傾向があります。畠投手がマウンドから降りたことで、カープはそれをチャンスに変えなくてはならなかったはずですが、結局、相手の継投の前に翻弄されるだけで、流れを引き寄せられず、ダラダラと抑えられるだけにとどまりました。
そして気になったのは8回表。
この回先頭の代打・磯村選手がボテボテのサード内野安打で出塁した場面で、巨人は変則左腕の高梨投手へスイッチ。この場面で、佐々岡監督は続く1番・西川選手にバントを指示しました。
ただ、この場面。確かに左対左という場面で、まずは1点を奪いにいくという点では、ランナーをセカンドに進めるというのはセオリーなのかもしれません。しかし、この日一発を放っている西川選手。しかも、2球とも外に外れて、2ボールとなった時点でも、それでもバントを強行する必要はあったのでしょうか。
バントの構えだけしているのであればまだしも、さらに代走に送った野間選手が盗塁を狙おうと揺さぶっているならまだしも、結局、ボール球が先行する相手に対して、バントで簡単に1つのアウトをプレゼントしてしまった…
しかも、打線を見れば、菊池涼選手、ピレラ選手と続く打線ではありますが、どちらかが出塁しなければ、4番に回すことは出来ません。しかも、相手はつい先日までパリーグにいた、対戦経験のない変則左腕…この状態で、打撃巧者の西川選手に、無死1塁だからといって、判で押したようなバントというのは、あまりにも消極的すぎたものだったように思います。たとえゲッツーに終わったとしても、この場面は、特に2ボールとなった段階で、攻めにいく姿勢を見せてほしかったところです。
今のカープ打線は、確かに打率は高い。しかし、そこまでの打率の高さは、相手は感じていないのではないでしょうか。特に俊足を気にする必要もなく、1塁にいればバントで1つアウトをくれる…あまりストーリーのない打線だからこそ、相手投手は鈴木選手や好調の堂林選手には細心の注意を払うものの、打者1人1人に集中できる状況を作り出してしまっているように思います。
投手にも確かに不安がありますが、だからこそ、投手が頑張っているときは、なんとか打線に援護してほしい…その歯車をかみ合わせるためには、今、カープ打線はチーム打率が高いという特徴があるだけに、それを存分に生かせる、相手に簡単に1つのアウトを奪わせないことが必要なのではないでしょうか。
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5回途中まで巨人先発・畠投手の前に、西川選手のソロホームランの1安打に抑え込まれていた打線。しかし、5回表1死ランナーなしの場面で、会沢選手が頭部に四球を受けたことで、退場となりました。先発投手が急にマウンドを降りる事態…これはカープにとって追い風としなくてはならないところでした。
しかし、カープ打線というのは、どうも変化に弱い…。次から次へと、相手側が投手をスイッチしてくると、それに翻弄されてしまう傾向があります。畠投手がマウンドから降りたことで、カープはそれをチャンスに変えなくてはならなかったはずですが、結局、相手の継投の前に翻弄されるだけで、流れを引き寄せられず、ダラダラと抑えられるだけにとどまりました。
そして気になったのは8回表。
この回先頭の代打・磯村選手がボテボテのサード内野安打で出塁した場面で、巨人は変則左腕の高梨投手へスイッチ。この場面で、佐々岡監督は続く1番・西川選手にバントを指示しました。
ただ、この場面。確かに左対左という場面で、まずは1点を奪いにいくという点では、ランナーをセカンドに進めるというのはセオリーなのかもしれません。しかし、この日一発を放っている西川選手。しかも、2球とも外に外れて、2ボールとなった時点でも、それでもバントを強行する必要はあったのでしょうか。
バントの構えだけしているのであればまだしも、さらに代走に送った野間選手が盗塁を狙おうと揺さぶっているならまだしも、結局、ボール球が先行する相手に対して、バントで簡単に1つのアウトをプレゼントしてしまった…
しかも、打線を見れば、菊池涼選手、ピレラ選手と続く打線ではありますが、どちらかが出塁しなければ、4番に回すことは出来ません。しかも、相手はつい先日までパリーグにいた、対戦経験のない変則左腕…この状態で、打撃巧者の西川選手に、無死1塁だからといって、判で押したようなバントというのは、あまりにも消極的すぎたものだったように思います。たとえゲッツーに終わったとしても、この場面は、特に2ボールとなった段階で、攻めにいく姿勢を見せてほしかったところです。
今のカープ打線は、確かに打率は高い。しかし、そこまでの打率の高さは、相手は感じていないのではないでしょうか。特に俊足を気にする必要もなく、1塁にいればバントで1つアウトをくれる…あまりストーリーのない打線だからこそ、相手投手は鈴木選手や好調の堂林選手には細心の注意を払うものの、打者1人1人に集中できる状況を作り出してしまっているように思います。
投手にも確かに不安がありますが、だからこそ、投手が頑張っているときは、なんとか打線に援護してほしい…その歯車をかみ合わせるためには、今、カープ打線はチーム打率が高いという特徴があるだけに、それを存分に生かせる、相手に簡単に1つのアウトを奪わせないことが必要なのではないでしょうか。
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