今節の展望(9/1~13)
◎今節の展望(9/1~13)
まずは前節の結果から振り返ってみましょう。
首位の巨人をホームで3タテし、勢いをつけて横浜スタジアムに乗り込んだものの、初戦で先発投手が試合を作れず、阪神との3連戦も初戦に上本選手の涙のサヨナラ打で勢いづくかと思いきや、翌日は試合の序盤から相次ぐミスで失点を重ねる始末。
「さあ、これから!」というところで、「守り勝つ」野球にほころびが出来てしまう…やはり「投手を含めた守りの野球」が安定して出来なければ、安定した強さが発揮されてきません。そう考えると、今のカープは、リーグ3連覇時の「タナキクマル」に代表されるように攻撃力、守備力の両方を兼ね備えた選手が少なく、どちらか一方に偏っている選手が多いということなのでしょう。
攻撃力にシフトしすぎると守りが破綻し、守備力にシフトしすぎると得点が奪えない…どちらが勝てる可能性が高いかとなれば、やはり現状の投手力を考えると、守備はある程度目をつぶり、攻撃力を高める方が良いのかもしれません。しかし、「水物」とされる打線が機能しなければ苦しくなる…
そう考えていくと、やっぱり安定した戦いをするためには、投手陣をいかに整備していくか、そしてバックの守りを育てて、守備力のある選手の打撃力を徹底的に鍛える、逆に攻撃力のある選手は徹底的に守備を鍛える…こうして攻撃力と守備力をある程度のレベルで兼ね備えた選手を育てることが、今のカープには必要なのだと思います。
では今節…今季は開幕が延期になったことで、ただでさえハードスケジュールですが、明日からはハードスケジュールにさらに輪をかけた13連戦がスタートします。
先発予想ですが…
ローテーション通りならば、初戦から順に九里投手、野村投手、K・ジョンソン投手、森下投手、大瀬良投手、遠藤投手、1日谷間があって、九里投手、野村投手、K・ジョンソン投手、森下投手、大瀬良投手、遠藤投手となるでしょうか。
ただ、初戦を任されることが多い九里投手がいきなりコケてしまうことが多いのが気になります。今季は相性が良い中日戦をきっかけに復調の兆しを見せてくれたら良いのですが、初戦の重要性を考えるならば、現状の九里投手ではその役割をこなすのが難しく、2戦目の野村投手にかかる負担も増してしまいます。
また大瀬良投手の調子も不安定で、とりわけ森下投手の安定ぶりが際立つ中で、翌日投げる大瀬良投手とのボールの質の落差も感じずにはいられません。森下投手と大瀬良投手の並びを入れ替える、対戦カードを分けるのも手ではないでしょうか。
そして、7試合目、9月7日の横浜DeNA戦はローテーションの谷間となりますが、ケムナ投手や薮田投手を先発に起用する「ブルペンデー」とするか、2軍での成績から床田投手を起用するか…谷間の先発起用も注目となります。もちろん、先発投手を中5日で回す発想もありますが、今季は先発の球数が1試合120球前後までかさんでいることもあり、あまり無理をさせるべきではないと考えます。
8月もなんだかんだで勝率5割。なかなか借金返済が進まないまま、シーズンも折り返し地点を迎えます。借金返済のためには、なかなか結果がついてこない九里投手、K・ジョンソン投手がこの長期連戦で、勝ち星を手にする投球が出来るかがカギでしょう。
1つの勝利を勢いに変えられないのが、今のカープの弱さでもあります。かつては相手の隙を突く、相手にとって非常に厳しい、手抜かりのない野球を見せていましたが、今は隙が多く、相手の隙を生み出し、そこを突くことも出来ていません。
チームとして、カープ野球を取り戻すためには、それぞれが役割をしっかり果たしていく、そしてとりわけ投手は打者1人1人としっかり勝負をし、バックをしっかり野手が身体を張って守る…1点を執念でもぎ取り、無駄な1点を与えない、かつてはチーム全体に浸透していた「投手を中心とした守りの野球」、「次の打者につないでいく打線」、とにかく原点に回帰して、取り戻してほしいところです。
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まずは前節の結果から振り返ってみましょう。
月 | 日 | ホーム | 点 | 点 | ビジター | |
8 | 25 | DeNA | 5 | - | 4 | 広 島 |
26 | DeNA | 2 | - | 4 | 広 島 | |
27 | DeNA | 3 | - | 2 | 広 島 | |
28 | 広 島 | 4 | - | 3 | 阪 神 | |
29 | 広 島 | 5 | - | 6 | 阪 神 | |
30 | 広 島 | 3 | - | 5 | 阪 神 |
首位の巨人をホームで3タテし、勢いをつけて横浜スタジアムに乗り込んだものの、初戦で先発投手が試合を作れず、阪神との3連戦も初戦に上本選手の涙のサヨナラ打で勢いづくかと思いきや、翌日は試合の序盤から相次ぐミスで失点を重ねる始末。
「さあ、これから!」というところで、「守り勝つ」野球にほころびが出来てしまう…やはり「投手を含めた守りの野球」が安定して出来なければ、安定した強さが発揮されてきません。そう考えると、今のカープは、リーグ3連覇時の「タナキクマル」に代表されるように攻撃力、守備力の両方を兼ね備えた選手が少なく、どちらか一方に偏っている選手が多いということなのでしょう。
攻撃力にシフトしすぎると守りが破綻し、守備力にシフトしすぎると得点が奪えない…どちらが勝てる可能性が高いかとなれば、やはり現状の投手力を考えると、守備はある程度目をつぶり、攻撃力を高める方が良いのかもしれません。しかし、「水物」とされる打線が機能しなければ苦しくなる…
そう考えていくと、やっぱり安定した戦いをするためには、投手陣をいかに整備していくか、そしてバックの守りを育てて、守備力のある選手の打撃力を徹底的に鍛える、逆に攻撃力のある選手は徹底的に守備を鍛える…こうして攻撃力と守備力をある程度のレベルで兼ね備えた選手を育てることが、今のカープには必要なのだと思います。
では今節…今季は開幕が延期になったことで、ただでさえハードスケジュールですが、明日からはハードスケジュールにさらに輪をかけた13連戦がスタートします。
月 | 日 | ホーム | ビジター | 開始時間 | 開催地 | |
9 | 1 | 中 日 | vs | 広 島 | 18:00 | ナゴヤドーム |
2 | 中 日 | vs | 広 島 | 18:00 | ナゴヤドーム | |
3 | 中 日 | vs | 広 島 | 18:00 | ナゴヤドーム | |
4 | 広 島 | vs | DeNA | 18:00 | マツダスタジアム | |
5 | 広 島 | vs | DeNA | 14:00 | マツダスタジアム | |
6 | 広 島 | vs | DeNA | 13:30 | マツダスタジアム | |
7 | 広 島 | vs | DeNA | 18:00 | マツダスタジアム | |
8 | 広 島 | vs | ヤクルト | 18:00 | マツダスタジアム | |
9 | 広 島 | vs | ヤクルト | 18:00 | マツダスタジアム | |
10 | 広 島 | vs | ヤクルト | 18:00 | マツダスタジアム | |
11 | 阪 神 | vs | 広 島 | 18:00 | 甲子園 | |
12 | 阪 神 | vs | 広 島 | 18:00 | 甲子園 | |
13 | 阪 神 | vs | 広 島 | 18:00 | 甲子園 |
先発予想ですが…
ローテーション通りならば、初戦から順に九里投手、野村投手、K・ジョンソン投手、森下投手、大瀬良投手、遠藤投手、1日谷間があって、九里投手、野村投手、K・ジョンソン投手、森下投手、大瀬良投手、遠藤投手となるでしょうか。
ただ、初戦を任されることが多い九里投手がいきなりコケてしまうことが多いのが気になります。今季は相性が良い中日戦をきっかけに復調の兆しを見せてくれたら良いのですが、初戦の重要性を考えるならば、現状の九里投手ではその役割をこなすのが難しく、2戦目の野村投手にかかる負担も増してしまいます。
また大瀬良投手の調子も不安定で、とりわけ森下投手の安定ぶりが際立つ中で、翌日投げる大瀬良投手とのボールの質の落差も感じずにはいられません。森下投手と大瀬良投手の並びを入れ替える、対戦カードを分けるのも手ではないでしょうか。
そして、7試合目、9月7日の横浜DeNA戦はローテーションの谷間となりますが、ケムナ投手や薮田投手を先発に起用する「ブルペンデー」とするか、2軍での成績から床田投手を起用するか…谷間の先発起用も注目となります。もちろん、先発投手を中5日で回す発想もありますが、今季は先発の球数が1試合120球前後までかさんでいることもあり、あまり無理をさせるべきではないと考えます。
8月もなんだかんだで勝率5割。なかなか借金返済が進まないまま、シーズンも折り返し地点を迎えます。借金返済のためには、なかなか結果がついてこない九里投手、K・ジョンソン投手がこの長期連戦で、勝ち星を手にする投球が出来るかがカギでしょう。
1つの勝利を勢いに変えられないのが、今のカープの弱さでもあります。かつては相手の隙を突く、相手にとって非常に厳しい、手抜かりのない野球を見せていましたが、今は隙が多く、相手の隙を生み出し、そこを突くことも出来ていません。
チームとして、カープ野球を取り戻すためには、それぞれが役割をしっかり果たしていく、そしてとりわけ投手は打者1人1人としっかり勝負をし、バックをしっかり野手が身体を張って守る…1点を執念でもぎ取り、無駄な1点を与えない、かつてはチーム全体に浸透していた「投手を中心とした守りの野球」、「次の打者につないでいく打線」、とにかく原点に回帰して、取り戻してほしいところです。
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