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<KUNIの雑感618>今年は併殺が多いなあ…

<KUNIの雑感618>今年は併殺が多いなあ…

今年のカープの攻撃を見ていると、「チャンスは作るのに、それを活かせない」というケースが、近年と比較すると、非常に多いような気がします。カープは10月9日終了時点で、チーム打率がリーグ2位の.266に対して、総得点が416…確かに特別少ないわけではありませんが、なぜそのような印象があるのでしょうか。

例えば、ヒット数と四死球の数を得点数で割ると、1点に対して、どれだけの出塁が必要か…という値が割り出されると思います。10月9日終了時点でのその数値を割り出してみると…

安打858 四死球315 総得点416
1点当たりの出塁数 2.82

つまり、1点を奪うためには、3人近い出塁が必要となっていることが分かります。今季、首位を独走している巨人の場合、その値は2.60となっています。つまり、巨人に比べると、1点を奪うのに必要な出塁数が多い…それだけ得点効率が悪いということになります。

ただ、カープの場合、昨年が2.96となっており、意外にも昨年より得点効率は上がっていますが、リーグ3連覇を達成した2018年は2.69。丸選手が抜けたこと、「タナキクマル」が解体し、機能しなくなったことによる影響は得点効率にも如実に表れています

次に気になるのは四球の数です。

10月9日終了時点で、カープの1試合当たりの四球は3.03となっています。しかし、昨年は3.35、リーグ3連覇を果たした2018年に至っては4.18となっています。1試合当たりの四球の数は、驚くほどに右肩下がりとなっているのが現状です。

つまりは、打席での粘りがない、次へつなぐ意識が希薄になっている…そのことで、相手に球数を投げさせず、楽なピッチングをさせているということになります。ただ、これは打者だけの力というわけではなく、出塁したランナーが足を警戒されていない、ひいては相手投手が打者に集中できる環境を作ってしまっているということにもつながっていると考えられます。

さらに、併殺の数も気になるところ

今年はチャンスの場面での併殺が非常に目立つような気がします。同じく10月9日終了時点で、カープの併殺打の数は72であり、1試合平均で0.77となっています。こう見ると、1試合に1つあることが多い…というところです。

しかし、昨年はその数が0.60と、今季に比べて0.2近く小さな数値でした。2018年はさらに少ない0.59であり、併殺の数はリーグ最少でもありました。2試合に1度程度の併殺が、1試合に1回あることの方が多い…という状況に変わってしまいました。これだけ併殺が多ければ、ヒットや四死球で出塁しても、あっという間にチャンスをつぶしてしまい、相手に勢いを与えかねません。

こうしてみると、攻撃陣は年を追うごとに、ほころびがどんどん大きくなっているという印象を受けます。一体、なぜそうなってしまったのか…

佐々岡監督は良く、打線が少ない安打で終わると、「何も策を打てなかった」というコメントをしています。かといって、多くのヒットが出た試合でも、特別、何か策を打ったという印象もありません。打ち勝った試合は、たまたま打線がつながっただけで、それが安定してこないのは、ただ単に「打線は水物」と呼ばれるもの以外にも、大きな課題があるからでしょう。

1試合当たりの四球の数は年々減少の一途をたどっている反面、併殺の数は今季グッと増加してしまいました。併殺が増える…それは、打者で言えば、とにかく「打て」ばかりで、進塁打を打つ意識、次につなぐ意識が欠けているということもあるでしょうが、それだけではありません。

(1)盗塁を積極的に狙うことで、併殺を未然に防ぐことが出来ていない
(2)打者走者が1塁へ全力疾走せず、ベースの手前でスピードを緩めている場面も良く見受けられる
(3)ランナーがまるで相手投手に警戒されていないため、打者との勝負に集中しやすい環境になっている
(4)ヒットエンドランやセーフティーバントなど、足を絡めた攻撃がまるでない


結果的に、ヒットが多くても少なくても、「策がない」という印象しか残らないのです。

監督・首脳陣は、消化試合となった現状の中で、若手の積極起用や、選手への奮起を促すことも重要ですが、この機会に采配面をもっと多様化する、バリエーションを増やし、様々な戦術を用意し、それを実行に移す…その練習を積極的に積んでいくべきではないでしょうか。もはやここまで沈んだ今季だからこそ、失敗してもいいから、「策がある」のであれば、その策をどんどん実戦で試してみて、来季へつなげてほしいものです。


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来季に向けて遅いかもしれませんが...

走れる選手が増えてきましたね...ただ 一概には言えませんが、山田内野守備走塁コーチの現役時代の盗塁数は、8年で21、廣瀬外野守備走塁コーチが15年で19、高ヘッドコーチが11年で8...と盗塁数が少ないんですよねえ...来季は走塁コーチを外部から招聘してもいいと思うのですが...大石大二郎氏とか...OBにこだわるなら、走塁のスペシャリストを招聘してほしいです。それも駄目なら、もったいないけど 赤松二軍コーチを走塁コーチ専属でもいいと思うんだけどなあ...駄目ですかねえ...走塁を知らない?選手に教えるのが育成球団のあるべき姿だと思うんだけどなあ...河田コーチに戻ってきてほしいけど関東がいいみたいだし...河田コーチがいるうちに誰か補佐につけてコーチを教育するべきだと思ってたんだよなあ...石井コーチ時代の東出.迎コーチ方式みたいに...独立採算の球団に来季 お金をかけることに期待する方が無理なのかなあ...コロナが憎い。来年以降の観客動員数が気になるのは私だけでしょうか?カープバブル?が弾けたら?怖いです。そうなる前にカープ球団には手を打ってほしいです。黒田.新井両氏が監督.コーチ就任の切り札があるんだろうけど...今はそこに頼ってほしくないです。伸びしろがある選手が好きなカープ球団こそコーチにお金をかけてほしいです。文章が下手なうえに 山田、廣瀬、高コーチのデータが間違えたら ごめんなさい。ただ この想いが少しでも管理人さんに伝わってほしいだけなんです。
興味深いブログ今後も楽しみにしてます。
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