遠藤投手、課題を修正し7回1失点で4勝目!
◎遠藤投手、課題を修正し7回1失点で4勝目!
17試合に先発して、いまだに3勝にとどまっている遠藤投手。
その最大の理由は、序盤に失点し、相手に試合の主導権をすんなりと渡してしまうこと、そしてそれが四球をきっかけに、一発を浴びてしまうこと…今年は「逆転勝利」がほとんどなく、打線の反発力が弱いシーズンにあって、先制点を与えてしまうことは、すなわち致命傷になる可能性を高めてしまいます。序盤に簡単に失点を喫してしまうという課題を繰り返していたことが、遠藤投手を勝ち星から遠ざけていたのでしょう。
しかし、今夜の遠藤投手は違いました。
序盤から攻めのピッチングを見せていたと思います。ストライクを積極的に奪いにいき、スライダーやチェンジアップを中心に組み立てていたかと思えば、決め球はストレートをズバッと投げ込む…ストレートは最速で143キロ、140キロ前後が中心なのですが、緩急をつけた中で、しかも球速以上に伸びを感じるものだけに、威力十分でした。
序盤の3回までをゼロで乗り切った遠藤投手は、4回に村上選手に一発を浴びてしまいます。2死から、西浦選手にヒットを許し、武岡選手の打席の際に、1塁走者が飛び出し、遠藤投手がセカンドへ送球しようとしたものの、これがボークと判定され、さらに武岡選手には四球…。一気に崩れかねない場面でした。
しかし、続く嶋選手に対しては、2球ですんなりと追い込み、最後は内角の球で詰まらせてのサードゴロ。やはりストライクを先行し、どんどん相手を追い詰め、多少コントロールが乱れても、相手を打たせて取る…このピンチを見事に脱しました。
気が付けば7回まで、毎回三振を奪うという好投となりました。ストレートとスライダー、チェンジアップ…この3つを上手く使い、伸びのあるストレートを決め球に使う、この緩急を活かし、自慢のストレートをキャッチャーのミットを目がけて思い切り投げこむピッチングで、相手打者に「いつストレートが来るか…」と、身構えさせ、遠藤投手有利の状況を引き出したように思います。
打線は初回に3点を奪いました。これもまた、遠藤投手を後押ししたのではないでしょうか。ただ、このところ、打線が湿りがちで、その後はまったく得点が奪えない…。先手を打てたのは大きいのですが、中押し点が1点でもあれば、もう少し、試合展開を楽に運ぶことが出来たはずなのですが、打線の低調ぶりが気になるところです。
遠藤投手はようやく4勝目。8月から、登板のたびに、1試合を除いて、巨人か阪神との対戦が続いていましたから、それもまた、課題が改善しにくい要因だったかもしれませんね。久しぶりに東京ヤクルトと対戦して、どこか新鮮な思いでマウンドに立てたのではないでしょうか。この手ごたえを…次回は予定通りなら、また巨人戦、今季7度目の対戦ですが、新たな気持ちで次につなげてほしいですね。
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しかし、今夜の遠藤投手は違いました。
序盤から攻めのピッチングを見せていたと思います。ストライクを積極的に奪いにいき、スライダーやチェンジアップを中心に組み立てていたかと思えば、決め球はストレートをズバッと投げ込む…ストレートは最速で143キロ、140キロ前後が中心なのですが、緩急をつけた中で、しかも球速以上に伸びを感じるものだけに、威力十分でした。
序盤の3回までをゼロで乗り切った遠藤投手は、4回に村上選手に一発を浴びてしまいます。2死から、西浦選手にヒットを許し、武岡選手の打席の際に、1塁走者が飛び出し、遠藤投手がセカンドへ送球しようとしたものの、これがボークと判定され、さらに武岡選手には四球…。一気に崩れかねない場面でした。
しかし、続く嶋選手に対しては、2球ですんなりと追い込み、最後は内角の球で詰まらせてのサードゴロ。やはりストライクを先行し、どんどん相手を追い詰め、多少コントロールが乱れても、相手を打たせて取る…このピンチを見事に脱しました。
気が付けば7回まで、毎回三振を奪うという好投となりました。ストレートとスライダー、チェンジアップ…この3つを上手く使い、伸びのあるストレートを決め球に使う、この緩急を活かし、自慢のストレートをキャッチャーのミットを目がけて思い切り投げこむピッチングで、相手打者に「いつストレートが来るか…」と、身構えさせ、遠藤投手有利の状況を引き出したように思います。
打線は初回に3点を奪いました。これもまた、遠藤投手を後押ししたのではないでしょうか。ただ、このところ、打線が湿りがちで、その後はまったく得点が奪えない…。先手を打てたのは大きいのですが、中押し点が1点でもあれば、もう少し、試合展開を楽に運ぶことが出来たはずなのですが、打線の低調ぶりが気になるところです。
遠藤投手はようやく4勝目。8月から、登板のたびに、1試合を除いて、巨人か阪神との対戦が続いていましたから、それもまた、課題が改善しにくい要因だったかもしれませんね。久しぶりに東京ヤクルトと対戦して、どこか新鮮な思いでマウンドに立てたのではないでしょうか。この手ごたえを…次回は予定通りなら、また巨人戦、今季7度目の対戦ですが、新たな気持ちで次につなげてほしいですね。
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