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2020シーズンを振り返り、そして来季へ…(2)~中継ぎ投手編~

◎2020シーズンを振り返り、そして来季へ…(2)~中継ぎ投手編~

佐々岡カープ1年目のシーズンが終了しました。監督という重責、そしてチームは育成の過渡期にあり、しかも新型コロナウイルス感染拡大に伴う調整の難しさ…いろいろと苦悩が多かったと思います。その中で、来季、V奪回するためにカープが来季に向けてすべきこと、それを今季の成績を振り返りながら考えてみたいと思います。第2回の今回は中継ぎ投手の青写真を描いてみましょう。

まずは今季、1度でも中継ぎのマウンドに上がった投手の、中継ぎ時限定での投手成績を振り返ってみましょう。

【右腕】
投手試合SH被安三振四死自責防御率
菊池保44101442415322214.50
ケムナ411101151375524223.88
島内38100437.2294829194.54
中田32010427.128228134.28
薮田23010225.1221418103.55
一岡19011217.125146126.23
DJジョンソン14000113.21913974.61
矢崎600007.21110689.39
今村600014.11012612.46
中崎61000583359.00
スコット60200413651022.50
藤井黎30000344126.00
田中法20000210100.00


【左腕】
投手試合SH被安三振四死自責防御率
フランスア532319755396218152.45
塹江523401949.2504132234.17
高橋樹18000018.231159178.20
中村恭1400019.174910.96
モンティージャ100001300218.00

今年は近年まれに見るほど、中継ぎ陣ものやりくりも苦悩の連続だったと思います。なんせ、中崎投手、一岡投手、今村投手と、2016年からのセリーグ3連覇の主力選手は、勤続疲労もあってか2軍での調整期間も長期に及び、さらに勝利の方程式の期待を込めて獲得したDJジョンソン投手、スコット投手が不発。そこへシーズン開幕当初はフランスア投手まで、なかなか球威が戻らず不振に陥っていました。

守護神に関しても、開幕当初はスコット投手が務めましたが、相次ぐ炎上で、すぐにその座を追われることに。その後、菊池保投手、一岡投手が務めましたが、それぞれ1セーブずつマークしたものの、不発に…。守護神という重圧に、本来の持ち味を失ったようなピッチングが目立ちました。結果的にフランスア投手の復調のおかげで、守護神は確定したわけですが、それまでは僅差のゲームをモノにできず、勝てる試合を幾度となく落としてしまいました

その中で、塹江投手がセットアッパーを務めるまでに台頭し、ケムナ投手や島内投手といった若手投手も続きました。おそらくは、開幕前に佐々岡監督の青写真にはまったくなかったメンバーで、戦いを強いられることになったのだと思います。いずれも防御率4点前後と、けして勝利の方程式を安心して任せられるほどの安定感はありませんでしたが、とにかく一生懸命投げてくれた…実績のない若手投手の踏ん張りは今後への大きな希望となったのは確かです。

では、来季に向けて、どのような青写真を描けばいいでしょうか。

1.先発10人構想を描くなら、中継ぎは15人構想を作るべき

私自身、中継ぎの起用に対して懸念している点として、「先発でダメだった投手を、中継ぎに回す。中継ぎで良いと思った投手は先発を試す」という考え方はすべきでないということです。この考え方だと、チームの中でトップクラスの投手は先発に、ちょっと落ちる投手が中継ぎに…という結論に行きついてしまいます。これだと、試合終盤に逆転を許してしまいかねません。

佐々岡監督は「先発10人構想」を描いており、来季はかなりこの構想に近いものは出来上がると思います。ただ、その一方で中継ぎに関しては、中堅選手の復活に期待するところが大きいのが気になるところ。登板がかさむことが多く、試合終盤の僅差の天下での勝敗を左右する重要な役割を担い、ある程度の人数が必要な中継ぎだからこそ、長いシーズンを戦う上で、1枚でも多く戦力を用意しておくためにも、先発同様に、「中継ぎ15人構想」を描くべきではないでしょうか。

逆転負けが多かった今シーズンの反省を踏まえると、「中継ぎは先発への登竜門」と考えるべきではなく、その選手の特性に応じて、中継ぎ専門として育成する投手も必要であると思います。それこそが、勤続疲労を軽減することにもつながっていくのではないでしょうか。

2.守護神候補、そして勝利の方程式は?

中継ぎを決めていくにあたって、軸となるのは「勝利の方程式」です。今季はこの軸がぶれてしまったことで、数多く「勝てる試合」を落とし、結果的に借金ばかりが膨らんでしまいました。

今季の場合、セットアッパーに塹江投手、抑えにフランスア投手という図式が出来上がりました。ただ、貴重な中継ぎ左腕を立て続けに8回、9回を任せてしまうと、継投が単調になりかねません。7回からの継投は、左右のバランスを整え、できれば変則タイプの投手も交えると、バリエーションが増えてくると思います。

例えば、守護神をフランスア投手に託すならば、8回は右投手が良いでしょう。長身で角度ある剛速球を投げ込むケムナ投手あたりは有力候補になるでしょうし、当然中崎投手や今村投手、一岡投手と知った実績のある投手も候補に挙がってくるでしょう。そして8回が右腕ならば、7回は左腕…新外国人投手のバード投手はスリークオーターの変則左腕だけに、相手の目線を変えるにはもってこいの存在になると思います。

いずれにしても、左投手から左投手への継投…といったように、単調にならないような継投を軸にすることが重要だと思います。また、長身投手や他にない変化球を持っている投手など、選手を個性を上手く利用して配置することもカギになってくるのではないでしょうか。

3.ロングリリーバーを厚めにすべき

今季の投手起用を見ていると、ロングリリーバーの役割を担う投手がいないために、本来ならば勝ちパターンで起用すべき投手が敗戦処理に回ったり、ロングリリーフをしたりと、シーズン中盤以降は、スクランブルのような起用になった投手もいました。

ロングリリーフに限って言えば、「先発枠の争いから漏れた7番手以降の先発候補」や「将来の先発候補」、「調子が上がらず先発枠を外れた先発候補」が、その役割を担い、虎視眈々と先発枠を狙う…そんな起用法が良いのではないでしょうか。確かに今季、大瀬良投手をはじめ、主力の先発投手が次々と離脱する中で、もう先発候補はいないという状況だったのかもしれませんが、ロングリリーバーが1人もいないというのは、本来なら1イニング限定の中継ぎ投手に大きな負担を強いることになります。

今季、中村祐投手や遠藤投手といった若手の先発候補が実績を残し、さらに即戦力ルーキーが加入したり、故障離脱した主力の先発が復帰したりとする中で、「先発10人構想」が実現できる可能性は十分にあると思います。ならば、それを活かして、ロングリリーバーに厚みを持たせることも視野に入れるべきでしょう。

ロングリリーバーが複数いれば、ローテーションの谷間にも対応でき、また先発が早いイニングで降板した場合など、緊急事態にも十分に備えることが出来ます。本来の中継ぎ投手の負担を減らす、そしてロングリリーフを経験することで、先発候補にアピールチャンスを与えることにもつながるのではないでしょうか。

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