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それぞれの2020年、そして来季へ(17)~岡田明丈投手編~

◎それぞれの2020年、そして来季へ(17)~岡田明丈投手編~

毎年恒例、来季の戦力を1人ずつ、今季の成績とともにチェックしていく連載。17回目となる今回は、今季、プロ入り後自身初の1軍での登板がないままシーズンを終えた岡田明丈投手に注目してみたいと思います。

では、まずは早速、岡田投手のプロ入り後、昨年までの1軍成績を振り返ってみましょう。

試合被安三振四死自責防御率
201611843089.1896025303.02
20171241250141.213410967634.00
201812687013813711466785.09
201913020794111114.14


2015年のドラフト1位でカープに入団し、翌年には1軍では主に先発として4勝をマークし、さらに2017年には打線の強力な援護も手伝って、自身初の2ケタ勝利となる12勝をマーク。3年目も8勝をマークしました。岡田投手がカープに入団し、タイミング良く、カープはセリーグ3連覇。自身も日本シリーズで先発や中継ぎとして登板するなど、それはプロ野球選手としての醍醐味を知る順風満帆な3年間でした。

しかし、2018年のシーズン終盤、日本シリーズに向けて、中継ぎでの調整を始めたころから、どこか流れが変わってきました。福岡ソフトバンクとの日本シリーズでは中継ぎとしてマウンドに上がり、ストレート一本勝負で挑んだデスパイネ選手との対決で、ライトスタンドにグランドスラムを浴びました。そして2019年は1軍でもわずか3試合の登板、勝ち星なしという結果に終わりました。

どこか、岡田投手が本来の持ち味を見失いつつあるような…そんな印象を受ける中で、佐々岡監督は中継ぎへの本格転向を指示。150キロを超える豪快なストレートは、先発よりも中継ぎ向きと判断したのでしょう。今季の岡田投手はセットアッパーの有力候補としてスタートしました。

しかし、その目論見は春季キャンプからオープン戦にかけて、はかなく消えてしまいました。そして、いつしか1軍のマウンドからも遠ざかり、結果的に、自身初の1軍未登板のままシーズンを終えることになりました。そんな今季の岡田投手のウエスタンリーグでの成績を振り返ってみましょう。

試合被安打四球死球
14040029.116252
奪三振失点自責防御率完投先発完封WHIPQS
2120174.350601.401

そもそも、岡田投手は中継ぎ向きなのか…

その命題の答えはこれまでの登板内容にあるように思います。そもそも、プロの世界に入ってから、立ち上がりが悪いというのは課題でした。さらに、過去の成績を見ると、岡田投手のストレートは150キロを超え、十分な球威を感じる反面、なぜか奪三振率が低い…豪快なストレートがある割には、そのストレートで空振りが取れていないのです。立ち上がりが悪く、三振がなかなか奪えない…やはり中継ぎでは厳しいという雰囲気はありました

今季、ウエスタンリーグでも開幕当初は中継ぎでの登板が中心でした。しかし、けして多くの三振を奪っているわけでもなく、中継ぎでは11イニングで10奪三振、そして8四球。本来、150キロ以上の球を投げ込むのであれば、ある程度三振が奪えていてもおかしくなく、ましてやコントロールが荒れているとなれば、なおさらなのですが…。ただ、この傾向は今季に始まったことではありません。

この点に関しては、岡田投手の不思議な部分でもあります。ただ、過去の投球を見ていると、ストレートの球筋がきれいすぎるという印象はあります。とにかく真っすぐが真っすぐに捕手のグラブに吸い込まれていくというイメージです。浮き上がっていくような軌道でもなく、非常に素直なストレートなのです。それが打者にとっては球速以上の球威を感じないのかもしれません。

シーズン中盤以降に、再び先発に回ることになりました。これについては、岡田投手の投球の特性上、中継ぎよりも先発向きであるとは思います。実際、1軍でも結果を残してきたわけですから。実際、10月4日の阪神戦で6回1安打1失点と、先発として結果を残した登板もありました。

ただ、気になるのは、このところストレートすら球速が落ちてきたことで、球速は平均すれは140キロ台前半、150キロに届かなくなっています。ストレートの球威を取り戻すという課題も浮き彫りになってきました。

そこで岡田投手は「尻」に着目し、負荷をかけながらのダッシュを繰り返すことで、尻の強化に挑んでいます。そうすることで、下半身を強化し、フォームの安定化、そして最終的にはコントロールも安定する…自分のフォームを固め、最終的にはしっかり腕を振ることに集中して投げることが出来る状態を目指しているようです。

失いつつ岡田投手本来のストレートを取り戻すこと…まずはこれが先決です。そして「尻」の強化でコントロールもある程度アップできれば、十分1軍でも通用するピッチングが出来るようになると思います。

ただ、そこからさらに一皮むけるためには、その豪快だけれども、素直に真っすぐなストレートに、ツーシーム系のように微妙な変化を与えたり、スピンをかけることで回転数を上げるといったことも必要なのではないでしょうか。素直なストレートに一癖を与えてみることで、ストレートで空振りが取れるようになれば。そして、ど真ん中でも良いから、自分のストレートを投げ切るという攻めの姿勢を見せる…

岡田投手はもっともっと伸びるはず。伸びしろが十分にある投手だけに、何かきっかけがつかめればと思います。そしてそれが先発再転向がきっかけとなってくれれば、チームとしても大きな戦力となるはずです。

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