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それぞれの2020年、そして来季へ(24)~今村猛投手編~

◎それぞれの2020年、そして来季へ(24)~今村猛投手編~

毎年恒例、来季の戦力を1人ずつ、今季の成績とともにチェックしていく連載。24回目となる今回は、今季わずか6試合の登板に終わった今村猛投手に注目してみたいと思います。

まずは早速、今村投手の今季の1軍での成績から振り返ってみましょう。

試合被安打四球死球
600014.11020
奪三振失点自責防御率完投先発完封WHIPQS
16612.460002.770


シーズンの登板試合数が1ケタとなったのは、今村投手自身がルーキーだった2010年以来のこと。あくまでもこの年はルーキーであり、しかも先発として起用されたこともあり、実質では今季がワーストの成績だったと言えるかもしれません。

今季はストレートとスライダーが中心のピッチングでしたが、全体的にストレートを良く打たれています。今季のストレートは146キロが最速でしたが、平均すれば、おおむね140キロ前後と球威がなく、変化球で交わすピッチングばかりが目立ちました

では、過去4年間の投手成績も振り返ってみたいと思います。

試合被安三振四死自責防御率
201616734273.2608722202.44
2017168352364.1536927172.38
201814332138.1373522225.17
201912731125.1181710103.55


2016年は勝利の方程式の一角として、日本シリーズでは6試合すべてに登板するほど奮闘したシーズンでした。2017年は守護神・中崎投手の離脱もあって、代理で守護神を任され、キャリア・ハイとなる23セーブを挙げました。2018年は調子を崩しながらも43試合に登板しました。

しかし昨年は27試合、今季はわずか6試合…この流れを見ていると、2011年からの3年間で180試合に登板した後の3年間の低迷期間を思い出します。疲労の蓄積…それを引きずりながら、年数を重ね、本来のパフォーマンスから遠ざかっていく、まさに今、そんな時期に直面しています。

過去4年間の奪三振率、四死球率、1イニング当たり出塁を許したランナーの平均数を示すWHIPを見てみると…

奪三振率四死球率WHIP
2016110.632.691.11
201719.653.781.24
201818.224.931.51
201916.043.201.07

こうして見ると、顕著に下降線を描いているのが奪三振率。2016年はフォークの割合も高く、ストレートとフォークである程度抑えており、空振りも奪えていました。当時はストレートも150キロを計時し、おおむね140キロ台後半で、平均球速も高い水準にありました。

しかし、ストレートの球威が蓄積疲労などの影響で、見るからに低下し、フォークという決め球でも空振りが奪えず、スライダーなどの変化球を使って交わしていくピッチングが中心となったことで、コーナーを狙う必要性が高まり、また球威不足から相手打者に粘られることで、四死球率も右肩上がりの傾向にあります。

今季は4.1イニングを投げて三振はわずか1。奪三振率は2.08まで落ち込み、2軍でも7.23と2018年の1軍での成績よりも低い数値となっています。思うような球威が出ず、思うように空振りが取れない…それが今村投手のピッチングを窮屈にしているようです。

やはり、セリーグ3連覇を達成した際の蓄積疲労の影響は多分にあるでしょう。なんせ3年間で178試合に登板しただけでなく、2016年には日本シリーズで全試合登板したように、ポストシーズンでの登板もかさみ、大きな緊張感の中でのマウンドが大半を占めたわけですから。

ただ、その後の2年間の低迷を早く脱したいという思いも強いと思います。そのためには、変化球頼みのピッチングに、ストレートという軸をしっかり立て直すことに尽きます。ストレートの球威を取り戻し、変化球をより活かすことが出来れば、輝きを取り戻すことが出来るはずです。

30歳を迎える来季、年齢を重ねるにつれて、若手時代のように身体は動かなくなるもの。その年齢に応じて、ピッチングスタイルを微調整していかなくてはならないとは思います。このオフは筋肉量を増やすことで、疲労蓄積を予防し、ストレートの威力を取り戻すことを目指しているようです。

カープ投手陣は来季に向けて、先発投手陣のコマ数については充実してきた印象はありますが、中継ぎ陣をどうするかは大きな課題です。今村投手のような実績と経験のある投手の復調も、課題解決への大きなカギを握ります。本来のストレートを取り戻して、来季は若い投手が多い中継ぎ陣の精神的支柱にもなってほしいところです。

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