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それぞれの2020年、そして今季へ(32)~大盛穂選手編~

◎それぞれの2020年、そして今季へ(32)~大盛穂選手編~

毎年オフ恒例、今季の戦力を1人ずつ、昨季の成績とともにチェックしていく連載。32回目となる今回は、2019年のオフに支配下登録を勝ち取り、昨季、1軍デビューを飾った大盛穂選手に注目してみたいと思います。

中央球界では無名の存在である静岡産業大からの初のプロ野球選手誕生となった大盛選手。社会人野球からも見向きもされなかったという大盛選手に対して、走攻守にわたってその選手を注目していたのはカープだけといいます。そしてカープは2018年の育成ドラフト1位で大盛選手を指名しました。

そんな大盛選手の1年目、2019年の2軍での成績を振りかえってみると…

2019年2軍成績
試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打打点三振
1093253037515211166
盗塁盗塁刺犠打犠飛四球死球打率長打率出塁率
16962122.248.320.279

16盗塁を決めた俊足、そして守備範囲が広くはつらつとしたプレーを見せる外野守備は1軍でも十分に通用するとして、2019年のオフ、育成ドラフトで入団してわずか1年での支配下登録となりました。打撃面が課題とはされていましたが、外野の間を抜き、長打にすることもあり、事前に想像していたよりも、まずまずの適応力を見せたように思います。

それでは、支配下登録された昨季、2020年の1軍、2軍のそれぞれの成績を振り返ってみましょう。

2020年2軍成績
試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打打点三振
19817524211613
盗塁盗塁刺犠打犠飛四球死球打率長打率出塁率
600060.320.413.370

2020年1軍成績
試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打打点三振
73148135355321650
盗塁盗塁刺犠打犠飛四球死球打率長打率出塁率
5301111.259.385.318

入団当初の大盛選手といえば、非常に華奢で、確かに足は速そうだけれども、プロの投球に通用するのかという懸念はありました。しかし、大盛選手自身もオフに体を一回り大きくすることを目標に掲げ、実際に、見るからに…とまではいかないものの、一冬越えて、身体つきが変わったように感じました。

ウエスタンリーグでも、開幕後から順調にヒットを積み重ね、打撃面でも進化を遂げました。目立って、長打が増えたという印象はありませんが、確実性が高まったというところでしょうか。それゆえに、打率も3割台に乗せるなど、安定した成績を残せるようになりました。

そして、7月24日に念願の1軍初登録。7月26日の横浜DeNA戦では、代打でプロ初打席に立ち、ボテボテのセカンドゴロではありましたが、俊足を飛ばして内野安打にするという、大盛選手の持ち味を活かし、嬉しいプロ初安打となりました。その後、西川選手の離脱も重なって、「1番・センター」で起用されるケースも目立ち、10月3日の東京ヤクルト戦では、スアレス投手から右中間へプロ初の3ランを放ち、ツボにはまればスタンドまで運ぶパンチ力があるところも見せました

ただ、試合を重ねるほどに、どこか慣れが出てしまったのか、センターでは時折、緩慢な守備で、不要にランナーを進めてしまい、それが相手への得点に結びついつぃまうことも。1軍では一瞬の気の緩みを、一気に突かれてしまい、それが敗戦につながることも体感したのではないでしょうか。

また、打席に立つ回数が増えるにつれ、相手も攻略法を見出してくるようで、徐々に三振が目立つようになりました。ヒット数35に対して、三振は50。三振の割合が非常に高いのは今後の大きな課題でしょう。また、相手投手の左右ごとの対戦打率も見てみると…

対右投手 .277(119打数33安打) 
対左投手 .125(16打数2安打)


と、左投手に大きな弱点があります。全体的に緩急をつけられ、、内角を突かれると弱いという印象があります。また、ストレートはけして苦手ではないのですが、スピードが150キロを超えてくると、なかなかタイミングが合わず、バットが空を切る場面も多くありました。

では、昨季のフェニックスリーグの打撃成績も見てみましょう。

フェニックスリーグ
打数安打HR打点三振四死盗塁打率
6821091221.309

4安打を2度マークするなど、2軍では格の違いを見せつけたかと思いきや、4打数ノーヒットも3度あり、どうも波が激しいというのが課題のようです。打率が3割を超えてはいますが、それにしてはやはり三振が多い…あっさり三振を喫してしまうケースもありました。

大盛選手の俊足は素晴らしいものがあります。ただ、それを活かすためには、確かに外野の間を抜くような長打も時には必要ですが、しぶとく出塁を目指していく打撃が求められます。その点では、三振をいかに減らしていくかというのは大きなテーマになってくるでしょう。

1軍昇格後は、1番打者としても起用されていましたが、シーズン最終盤につれて、徐々にスタメンの機会が減ったのは、やはり「三振が多い」ということがネックになっていたのだと思います。三振ばかりではせっかくの俊足も活かしようがありません。いかにしぶとく食らいついていくか…外野の激しいレギュラー争いを勝ち抜くためには、あっさりと三振を喫するケースを減らすこと、緩急や内角に対して、どれだけ対応していくか、そのあたりがカギとなるでしょう。

ここまで、1年目で支配下を勝ち取り、2年目で1軍を経験しし…と、順調に成長を遂げています。リードオフマンとしても楽しみな存在だけに、今度は1軍で通用する打撃を身に付け、1軍での出塁率をいかに高め、機動力を前面に押し出す攻撃的な走塁と守備を存分に見せてほしいものです


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