FC2ブログ

それぞれの2020年、そして今季へ(35)~小園海斗選手編~

◎それぞれの2020年、そして今季へ(35)~小園海斗選手編~

毎年オフ恒例、今季の戦力を1人ずつ、昨季の成績とともにチェックしていく連載。35回目となる今回は、プロ入り2年目の昨季はプロの壁に当たった小園海斗選手に注目してみたいと思います。

2018年のドラフト会議で、緒方前監督の見事なくじ運もあって、球団史上初めて、4球団強豪の末での交渉権獲得に成功し、カープに入団した小園選手。動きがはつらつと、笑顔で、いかにも野球を楽しそうにやっているというイメージが強い小園選手は、高卒ルーキーながら、1年目から将来性を感じさせる活躍ぶりを見せました。

まず2019年の打撃成績を1・2軍別に見てみましょう。

2019年の1・2軍成績
試合打数安打本塁打打点三振四死球盗塁打率
2019158188404164271.213
20192532104462242158.210

ルーキーイヤーの2019年は、当時1軍でフルイニング連続試合出場を続けていた田中広選手が故障によって離脱したことによって、高卒1年目の小園選手にいきなりチャンスが巡ってきました。1軍昇格当初はエラーを連発したものの、修正能力の高さで、一気に、田中広選手が抜けた穴を埋めるような活躍ぶり。高卒ルーキーのシーズン4本塁打は球団新記録となったほどです。

ただ、この活躍の影で少し気になっていたのは、1軍での打率が.213…これは高卒1年目のルーキーとしては十分だと思うのですが、2軍でもけして目立った結果が出ていなかったこと。打率も.210と、けして合格点ではなく、あくまでも期待度の高さ、そしてショートの人材不足が重なっての1軍昇格であり、その中で高卒ルーキーとしては目立つ成績を残せたわけですが、どこかまだプロとして確固たるものがない…そんな印象もありました

そして2年目の昨季。まずはウエスタンリーグでの成績を振り返ってみましょう。

2020年ウエスタンリーグ
試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打打点三振
662662497612612022
盗塁盗塁刺犠打犠飛四球死球打率長打率出塁率
11632120.305.414.335

シーズン開幕後は打率1割台に低迷した時期もあるほど低迷を続けました。ルーキーイヤーはそれでも注目の存在であり、期待度だけで1軍に昇格できた印象でしたが、2年目ともなれば、より結果が求められます。その中で、結果が残せない…

思えば、ルーキーイヤーは、2軍で6本塁打、しかも1軍でも4本塁打と、どこか長打力もあるところを見せていました。しかし、そのことが小園選手の打撃をどこか大味なものにしたのかもしれません。そして、「プロでもいけるじゃん」という思いがどこかにあり、自惚れや浮かれていた部分が私生活や練習態度にも表れていたとしたら…

そんな小園選手は昨季、ウエスタンリーグでもシーズン中盤になって、ようやく打撃で調子を上げてきました。9月には月間打率.413、10月には同じく.418と、2か月にわたって4割を超える打率を残し、とにかく打ちまくりました。ようやく2軍の投手に対して、安定的に小園選手自身の打撃が出来るようになってきました

昨季と比較して、本塁打は劇的に減りました。しかし、外野の間を抜くような長打は増えました。何よりも、2軍で出塁率が.335とハイアベレージを残し、しかも盗塁数も劇的に増えました。小園選手自身の持ち味が発揮されてきたという印象です。

1軍成績
試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打打点三振
366000001
盗塁盗塁刺犠打犠飛四球死球打率長打率出塁率
000000.000.000.000

ルーキーイヤーは勢いと期待だけで、ノリで一気に突き進んだ感じでした。2年目、2軍では自分が求められる打撃を打席で体現できるようになりましたが、1軍は勢いだけで安定して結果が残せるところではありません。結果的には、2週間ほどで2軍降格となり、1軍ではわずか3試合でノーヒット。しかも、重要な局面でスクイズのサインを見落としてしまうという大失敗もしてしまいました。

では最後に、フェニックスリーグでの打撃成績を見てみましょう。

フェニックスリーグ
打数安打HR打点三振四死盗塁打率
501604340.320

こう見る限りで、2軍のレベルは卒業しつつあるといえるでしょう。なんせ、高校からプロの世界に飛び込み、2年目に残した成績としては、十分だと思いますし、順調に成長を続けていると思います。

では、3年目となる今季はどうか。

小園選手の主戦場であるショートには田中広選手がどっかりレギュラーとして座っています。そのため、小園選手は出場機会を増やすためにも、サードはセカンドも守れるような準備はしておくべきでしょう。それは先輩である田中広選手もルーキー時代はそうだったのです。そして、田中広選手自身も全試合フルイニング出場はもはや難しいと思います。そのため、バックアップ要員も必要です。

そう考えると、小園選手にも1軍でのチャンスは十分にあります。代打、代走、守備要員というところから始めて、田中広選手を休ませるときなど、わずかなチャンスをいかに活かしていくか、もし1軍の主力にアクシデントがあったときなどに、その穴埋めがすぐにできるよう、準備を整えられるかが重要になってくるでしょう。

3年目の今季こそ、1軍定着への確固たる実績を残せる1年にしてほしいですね。具体的には、途中出場が大半でしょうが、全50試合程度の出場で、打率は.270、出塁率3割、7盗塁程度…本塁打よりも、まずは自分が求められる打撃をしていく、そして昨季1軍で経験した失敗も糧にして、自分の持ち味を1軍で発揮できるようになってほしいと思います。

=============================================================
最後まで読んでいただきありがとうございます!
↓のアイコンをクリックすれば人気ブログランキングに1票入るようですが…
もしお時間がございましたら、押してやってくださいませ。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村~日本ブログ村~広島東洋カープ~

※なお、当ブログ内の文章や写真の転載は固くお断りします。

メインサイト・「週刊カープ評論」も毎日更新中!!

スポンサーサイト



テーマ : 広島東洋カープ
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

Secret

フリーエリア

広島カープ応援サイト「鯉に恋思想」をよろしくお願いいたします。

主サイト「週刊カープ評論」 もあわせてよろしくお願いいたします。


このサイトはリンクフリーです。


※このブログ記事の転載や引用、写真の使用は固く禁じます。

プロフィール

KUNI

Author:KUNI
「週刊カープ評論」の1コーナーとして、ニュースやコラムをお届けするブログです。

最新記事
最新コメント
月別記事一覧
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
32位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
野球
9位
アクセスランキングを見る>>
アクセスカウンター(累計)
検索フォーム
QRコード
QR
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる