春季キャンプ見どころ~捕手編~
◎春季キャンプ見どころ~捕手編~
新型コロナの不安はありますが、いよいよ1週間ほどで球春到来ということで、今年の春季キャンプの見どころをポジション別に見ていこうと思います。まずは捕手編から…ということで、春季キャンプの1・2軍の振り分けから、もう一度見てみましょう。
【1軍】
中村奨、会沢、坂倉、石原
【2軍】
白浜、磯村、二俣、持丸
このように捕手の陣容を見ると、1軍メンバーに石原選手がいると、なんだか石原慶幸選手が現役復帰したんじゃないか…と見間違えそうになりますね。石原慶幸選手が引退する年に、石原貴規選手が入ってくる…これも縁ですね。
さて、前置きはここまでにして、注目ポイントを挙げてみましょう。
<坂倉選手がどこまで会沢選手に迫るか>
かつて捕手というのは、あくまでも守り重視で、打率は2割5分程度打ってくれれば…という感じでしたが、今のカープはとりわけ「打てる捕手」が多くいます。その筆頭が会沢選手であり、さらに昨季は坂倉選手が一気に1軍で戦力として台頭し、リード面でも成長を感じさせました。ともに、シーズン通してフルで出場すれば、打率.280、15本塁打くらいは狙えそうな戦力です。
現代では、なかなか「正捕手」の定義が難しく、捕手を複数用意し、投手ごとの相性を考えて、その日の捕手を決めるという傾向も強くなっています。そのため、どちらかといえば、バッテリーを組む投手が多い捕手や、そのチームのエースがバッテリーを組む捕手というのが「正捕手」となるのでしょうか。
ただ、昨季に関して言えば、会沢選手がシーズン途中に離脱した期間があり、その留守の間を坂倉選手が必死になって守り抜きました。もちろん経験では会沢選手には到底及ばない坂倉選手ですが、坂倉選手には「若さ」があるがゆえに、伸びしろも十分にあるのです。今年、どこまで成長を見せるか…まずは春季キャンプでどんな成長ぶりを見せるか注目されます。
<中村奨vs石原>
捕手に関して、春季キャンプの最大の見どころは、4年目の中村奨選手と2年目の石原選手の1軍枠争いでしょう。今年あたりからそろそろ1軍を見据える存在になってほしい中村奨選手に対して、昨年のフェニックスリーグでは特に打撃で進化を見せた石原選手。彼らをともに1軍スタートにしたのは、若手の中で捕手3番手の座を争ってほしいという期待を込めてのものでしょう。
ともにパンチ力のある打撃が魅力で、守っては強肩…そんな2人がキャンプ初日からどんな競争を見せるでしょうか。もちろん、この競争はどちらかが1軍に生き残るという保証はありません。どちらもダメと判断されれば、当然、カープには磯村選手がいます。1軍メンバーであるうちに、磯村選手よりも「使ってみたい選手」と思わせることが出来るかもカギになるでしょう。
<育成の2選手も注目>
捕手には2人の育成選手がいます。持丸選手は2年目ですが、昨季のウエスタンリーグでは打撃で苦しんだものの、フェニックスリーグではバックスクリーンに一発を放つなど、攻守に楽しみな可能性を見せました。そして二俣選手は今年のルーキーで、打撃では器用さがあり、守っては強肩と素早い送球が魅力です。
持丸選手は坂倉選手に続いて、捕手では貴重な存在の左打者です。そして二俣選手は高校球界ではトップクラスの捕手として注目された存在。確かに、捕手は経験が必要なポジションであるがゆえに、このキャンプの結果を見てすぐさま「支配下」とはいきません。特に二俣選手はプロとしての体づくりも控えていま。今季のウエスタンリーグでの出場機会を増やすためにも、キャンプで持ち味をアピールできるか注目されます。
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新型コロナの不安はありますが、いよいよ1週間ほどで球春到来ということで、今年の春季キャンプの見どころをポジション別に見ていこうと思います。まずは捕手編から…ということで、春季キャンプの1・2軍の振り分けから、もう一度見てみましょう。
【1軍】
中村奨、会沢、坂倉、石原
【2軍】
白浜、磯村、二俣、持丸
このように捕手の陣容を見ると、1軍メンバーに石原選手がいると、なんだか石原慶幸選手が現役復帰したんじゃないか…と見間違えそうになりますね。石原慶幸選手が引退する年に、石原貴規選手が入ってくる…これも縁ですね。
さて、前置きはここまでにして、注目ポイントを挙げてみましょう。
<坂倉選手がどこまで会沢選手に迫るか>
かつて捕手というのは、あくまでも守り重視で、打率は2割5分程度打ってくれれば…という感じでしたが、今のカープはとりわけ「打てる捕手」が多くいます。その筆頭が会沢選手であり、さらに昨季は坂倉選手が一気に1軍で戦力として台頭し、リード面でも成長を感じさせました。ともに、シーズン通してフルで出場すれば、打率.280、15本塁打くらいは狙えそうな戦力です。
現代では、なかなか「正捕手」の定義が難しく、捕手を複数用意し、投手ごとの相性を考えて、その日の捕手を決めるという傾向も強くなっています。そのため、どちらかといえば、バッテリーを組む投手が多い捕手や、そのチームのエースがバッテリーを組む捕手というのが「正捕手」となるのでしょうか。
ただ、昨季に関して言えば、会沢選手がシーズン途中に離脱した期間があり、その留守の間を坂倉選手が必死になって守り抜きました。もちろん経験では会沢選手には到底及ばない坂倉選手ですが、坂倉選手には「若さ」があるがゆえに、伸びしろも十分にあるのです。今年、どこまで成長を見せるか…まずは春季キャンプでどんな成長ぶりを見せるか注目されます。
<中村奨vs石原>
捕手に関して、春季キャンプの最大の見どころは、4年目の中村奨選手と2年目の石原選手の1軍枠争いでしょう。今年あたりからそろそろ1軍を見据える存在になってほしい中村奨選手に対して、昨年のフェニックスリーグでは特に打撃で進化を見せた石原選手。彼らをともに1軍スタートにしたのは、若手の中で捕手3番手の座を争ってほしいという期待を込めてのものでしょう。
ともにパンチ力のある打撃が魅力で、守っては強肩…そんな2人がキャンプ初日からどんな競争を見せるでしょうか。もちろん、この競争はどちらかが1軍に生き残るという保証はありません。どちらもダメと判断されれば、当然、カープには磯村選手がいます。1軍メンバーであるうちに、磯村選手よりも「使ってみたい選手」と思わせることが出来るかもカギになるでしょう。
<育成の2選手も注目>
捕手には2人の育成選手がいます。持丸選手は2年目ですが、昨季のウエスタンリーグでは打撃で苦しんだものの、フェニックスリーグではバックスクリーンに一発を放つなど、攻守に楽しみな可能性を見せました。そして二俣選手は今年のルーキーで、打撃では器用さがあり、守っては強肩と素早い送球が魅力です。
持丸選手は坂倉選手に続いて、捕手では貴重な存在の左打者です。そして二俣選手は高校球界ではトップクラスの捕手として注目された存在。確かに、捕手は経験が必要なポジションであるがゆえに、このキャンプの結果を見てすぐさま「支配下」とはいきません。特に二俣選手はプロとしての体づくりも控えていま。今季のウエスタンリーグでの出場機会を増やすためにも、キャンプで持ち味をアピールできるか注目されます。
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