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それぞれの2020年、そして来季へ(45)~長野久義選手編~

◎それぞれの2020年、そして来季へ(45)~長野久義選手編~

毎年恒例、今季の戦力を1人ずつ、昨季の成績とともにチェックしていく連載。45回目となる今回は今季、カープに移籍して3年目のシーズンを迎える、一応年齢では「チーム最年長」の長野久義選手に注目してみたいと思います。

FAの人的補償で2019年、カープに移籍した長野選手。バタバタとしたオフを過ごし、慣れない広島での生活をスタートさせ、新しいチームメイトや環境の中で過ごす…これは百戦錬磨の長野選手であっても、非常に難しい面があったと思います。自身の成績も低迷、2軍での生活も長くなったカープ1年目でした。

そして、佐々岡新体制となった2020年。FA権を保有していた長野選手の動向が懸念される中、佐々岡監督からも残ってほしいということを伝えられ、残留を決意。「カッコいいところを見せたい」と記者会見で語り、強い意気込みの中でスタートした2020年のシーズンでした。

では、昨年の長野選手の打撃成績を振り返ってみましょう。

2020年1軍成績
試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打打点三振
9529926776171104261
盗塁盗塁刺犠打犠飛四球死球打率長打率出塁率
0102291.285.436.346

カープ1年目と比較すると、格段に成績はアップしました。本塁打も2年ぶりに2ケタに乗せ、打率も規定打席には及ばないものの、2019年の.250からは飛躍的にアップしました。また、4番での出場も1試合あるなど、2、8、9番以外の6つの打順でスタメン出場を果たしました。どんな打順でも自分自身の打撃がぶれない持ち味とともに、随所に長野選手らしさを感じさせてくれたシーズンであったように思います。

そして注目すべきは昨季の得点圏打率と代打での打率です。

【2020年】
得点圏打率.403(82打数29安打)
代打打率.440(25打数11安打)


カープ1年目の2019年、巨人時代とは異なる起用法、代打が中心となった時期もあったこと、そして当然ながら慣れない環境など、様々な要素が重なり、どこか長野選手らしくない成績となりました。得点圏打率は.243とチャンスでなかなか打てず、慣れない代打では打率.200と低迷しました。

しかし、昨季は上記の通り、得点圏打率は4割を超え、代打の成功率も驚異の.440。これはセリーグで代打起用回数が20回以上の打者に限定すれば、セリーグトップの数字となりました。カープ移籍2年目で、チームの空気、そして代打での感覚に慣れてきたという印象です。

そして、長野選手といえば、「スロースターター」というイメージが定着しています。カープ1年目も、やはり開幕直後は調子が悪く、なかなか結果が残せない中、まだまだチーム自体も長野選手の特徴や起用法を確立できていない中で、2軍降格にもつながってしまいました。

では、昨季はどうだったか…月別の打撃成績を見てみましょう。

試合打数安打HR打点三振四死盗塁打率
6・7月21319041050.290
8月2490243112270.320
9月2471162121960.286
10・11月26752751510121.360

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕がずれ込み、6月開幕となりました。通常よりも3か月遅い開幕は、長野選手にはプラス材料だったかもしれません。ただ、佐々岡監督は「スロースターター」であることを念頭に置いていたからか、開幕当初は出番が限定的ではありました。しかし、その中でも貴重なタイムリーを放つなど、代打を中心に結果を残していました。

本来は夏男だとされている長野選手。確かにカープ1年目も夏場から調子を上げ、シーズン終盤の9月には1軍で4番を打つ試合も出てきました。それは昨季も当てはまり、夏真っ盛りの8月には月間打率が3割を超え、夏男の本領を発揮しました。

長野選手の場合、寒くなると成績が下がるのか…そう思っていました。しかし、10月以降はさらに打撃好調!打てばヒットが出るという時期もありました。長野選手を見ていると、気温よりもむしろ、ただ単にエンジンがかかるまで、試合勘をつかむまでに時間がかかるということなのでしょう。

では、最後に相手投手の左右別の打撃成績を見てみましょう。

【右投手】185打数50安打8本塁打 .270
【左投手】 144打数46安打2本塁打 .319


左投手には抜群の強さを見せていますが、注目すべきは相手が右投手の方が多くの本塁打を放っているということです。これは右投手の真ん中から外よりの低めの球を、右方向へ逆らわない打撃を見せている…逆方向にも伸びる打球を打てており、長野選手らしさでもあるでしょう

また、全体的に打者有利のカウントでは特別強さを発揮しています。そう考えると、移籍1年目は勝手が違う環境が打撃にも悪影響を与えていたようですが、昨季はようやく長野選手らしさを随所に見せることが出来るようになってきたと感じます。

会沢選手は契約更改後の記者会見で、長野選手が「引っ張っていく」と語っていたことを口にしました。また長野選手自身も今のチーム状況に危機感を感じ、優勝への切なる思いも語りました。今季はカープ3年目、チーム最年長ということもあり、チームの精神的支柱として、「もっとカッコいいところ」をたくさん見せてほしいと思います。

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