<KUNIの雑感671>先発か、それとも中継ぎか…
<KUNIの雑感671>先発か、それとも中継ぎか…
今年、カープには栗林投手、森浦投手、大道投手の3投手が、即戦力として入団しました。当然、春季キャンプも1軍メンバーとして参加し、実戦の中でも素晴らしいピッチングを見せ、首脳陣に猛烈なアピールを見せました。特に大道投手はキャンプでの投手MVPに選ばれ、監督賞を受賞するほどでした。
そして次なる注目は、この3投手をどのように起用するか…ということ。おそらく昨季ならば、先発投手のコマ数に不安があったため、栗林投手は先発で…という発想になっていたことでしょう。しかし、昨季に比べて先発投手の頭数が揃ってきた今、栗林投手が先発・中継ぎの両にらみでという以外は、中継ぎをベースに考えているように見えました。
実際、実戦に入ってみると、3投手とも中継ぎでの起用を想定したように、1イニングずつの登板が基本線となりました。おそらく、この時点で3投手とも中継ぎで…という決意を固めたのだと思います。
では、なぜ中継ぎと判断したのか、そもそも中継ぎ向きと判断する材料とは何なのでしょうか?
最も大きなポイントは、チームに不足する穴を埋めてほしい…そんな願いがあるのだと思います。守護神最有力のフランスア投手が出遅れる可能性があるとなれば、中継ぎに不安があるのが現状です。そうなると、即戦力投手で中継ぎとして戦力になれそうな投手はいないか…そんな発想から選手を見た結果が、「中継ぎも出来そうだ」という判断だったのでしょう。
次に勝負できる決め球があるという点でしょう。
栗林投手は150キロを超える角度あるストレートもさることながら、フォークはある程度空振りを奪うことが出来そうです。大道投手はスライダーもキレ味が鋭く、十分勝負球として使えそうですが、何といっても伸びのあるストレート。これは大きな武器です。さらに森浦投手は左腕という、中継ぎではアクセントになりますが、球の出どころが分かりにくく、タイミングが取りづらいフォームは、相手の目先を変えることが出来そうです。
そして何といっても、中継ぎや守護神をこなせるくらいのハートの強さを感じさせるということでしょう。
栗林投手は優しさを感じますが、社会人ではリリーフをやっていたこともあり、大学時代は負けん気の強い投手だったとか。闘志を内に秘め、冷静に投げられるタイプでしょう。大道投手はマウンド上の表情からもわかるように、気迫にみなぎっており、「打てるものなら打ってみろ」という雰囲気を漂わせています。そして森浦投手は、どんな場面でも表情やテンポを変えない、ポーカーフェイス…これもまた中継ぎに必要な素養だと思います。
栗林投手も森浦投手も、そして大道投手も、もし仮に今のチームが先発に不安があるなら、3人とも先発の候補として名前が挙がっていたかもしれませんし、先発として調整させていた可能性もあります。3投手には十分に先発としての素養も感じさせます。
ただ、今のチーム状況もそうですが、それ以上に、1イニングを思い切り腕を振って投げることができる、しかも中継ぎとして必要な素養やハートを持っている…中継ぎにも適性があり、今季に関して言えば、中継ぎで起用したいと首脳陣に感じさせたということでしょう。
栗林投手、大道投手はすでに守護神候補として名前が挙がっています。当然、島内投手やケムナ投手、塹江投手といった昨季頭角を現した投手もいて、さらに2軍には中崎投手、今村投手、一岡投手、菊池保投手といった実績十分の投手もいます。そこに、しばらくすればネバラスカス投手やバード投手も加わってくることでしょう。
新戦力が中継ぎ候補に加わったことで、一昨年、当時の佐々岡コーチが掲げた「先発10人構想」ではないですが、「中継ぎ15人構想」…これもまた実現できそうなほど、一気に選手層を厚く、そして競争も熱くしてくれそうです。
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今年、カープには栗林投手、森浦投手、大道投手の3投手が、即戦力として入団しました。当然、春季キャンプも1軍メンバーとして参加し、実戦の中でも素晴らしいピッチングを見せ、首脳陣に猛烈なアピールを見せました。特に大道投手はキャンプでの投手MVPに選ばれ、監督賞を受賞するほどでした。
そして次なる注目は、この3投手をどのように起用するか…ということ。おそらく昨季ならば、先発投手のコマ数に不安があったため、栗林投手は先発で…という発想になっていたことでしょう。しかし、昨季に比べて先発投手の頭数が揃ってきた今、栗林投手が先発・中継ぎの両にらみでという以外は、中継ぎをベースに考えているように見えました。
実際、実戦に入ってみると、3投手とも中継ぎでの起用を想定したように、1イニングずつの登板が基本線となりました。おそらく、この時点で3投手とも中継ぎで…という決意を固めたのだと思います。
では、なぜ中継ぎと判断したのか、そもそも中継ぎ向きと判断する材料とは何なのでしょうか?
最も大きなポイントは、チームに不足する穴を埋めてほしい…そんな願いがあるのだと思います。守護神最有力のフランスア投手が出遅れる可能性があるとなれば、中継ぎに不安があるのが現状です。そうなると、即戦力投手で中継ぎとして戦力になれそうな投手はいないか…そんな発想から選手を見た結果が、「中継ぎも出来そうだ」という判断だったのでしょう。
次に勝負できる決め球があるという点でしょう。
栗林投手は150キロを超える角度あるストレートもさることながら、フォークはある程度空振りを奪うことが出来そうです。大道投手はスライダーもキレ味が鋭く、十分勝負球として使えそうですが、何といっても伸びのあるストレート。これは大きな武器です。さらに森浦投手は左腕という、中継ぎではアクセントになりますが、球の出どころが分かりにくく、タイミングが取りづらいフォームは、相手の目先を変えることが出来そうです。
そして何といっても、中継ぎや守護神をこなせるくらいのハートの強さを感じさせるということでしょう。
栗林投手は優しさを感じますが、社会人ではリリーフをやっていたこともあり、大学時代は負けん気の強い投手だったとか。闘志を内に秘め、冷静に投げられるタイプでしょう。大道投手はマウンド上の表情からもわかるように、気迫にみなぎっており、「打てるものなら打ってみろ」という雰囲気を漂わせています。そして森浦投手は、どんな場面でも表情やテンポを変えない、ポーカーフェイス…これもまた中継ぎに必要な素養だと思います。
栗林投手も森浦投手も、そして大道投手も、もし仮に今のチームが先発に不安があるなら、3人とも先発の候補として名前が挙がっていたかもしれませんし、先発として調整させていた可能性もあります。3投手には十分に先発としての素養も感じさせます。
ただ、今のチーム状況もそうですが、それ以上に、1イニングを思い切り腕を振って投げることができる、しかも中継ぎとして必要な素養やハートを持っている…中継ぎにも適性があり、今季に関して言えば、中継ぎで起用したいと首脳陣に感じさせたということでしょう。
栗林投手、大道投手はすでに守護神候補として名前が挙がっています。当然、島内投手やケムナ投手、塹江投手といった昨季頭角を現した投手もいて、さらに2軍には中崎投手、今村投手、一岡投手、菊池保投手といった実績十分の投手もいます。そこに、しばらくすればネバラスカス投手やバード投手も加わってくることでしょう。
新戦力が中継ぎ候補に加わったことで、一昨年、当時の佐々岡コーチが掲げた「先発10人構想」ではないですが、「中継ぎ15人構想」…これもまた実現できそうなほど、一気に選手層を厚く、そして競争も熱くしてくれそうです。
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