☆寸評☆10月15日、対横浜DeNA CSファイナルステージ第4戦(広8-7D)

☆寸評☆10月15日、対横浜DeNA CSファイナルステージ第4戦(広8-7D)

・初Vと同じ日に決めた!薄氷を踏む思いも逃げ切り、日本シリーズ進出

1975年、カープが初優勝を決めたのが10月15日だったようです。それから実に41年。同じ日に、カープは25年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。しかし、そこにいたる道のりは、非常に険しいもので、相手の猛追がありながらも、薄氷を踏む思いでリードを守りきった勝利でした。

初回に6点を奪いました。しかも、今季に関してはカープの天敵でもあったルーキー・今永投手からの6点でした。そのきっかけはCSに入って、打撃絶好調の田中選手が11球粘っての四球。今日の勝利のすべてはここから始まったのでしょう。執拗にファウルをしてくるその粘りに、相手のリズムを完全に崩したのでしょう。少しでも長く投げたい先発投手に対して、いきなり先頭打者に11球も投げたわけですから、その後は「早く抑えたい」という気持ちにさせたのではないでしょうか。

その後は新井選手の三遊間を破るタイムリーに、鈴木選手のCS初安打となるタイムリー、さらにエルドレッド選手の3ラン・そこで塁上のランナーをすべてリセットしたかと思えば、またランナーをためて田中選手のタイムリー。1点でも多く…そんな感じで、初回に一挙6点を奪いました。これでいける…そんな雰囲気は高まりました。

しかし、横浜DeNA打線も粘りました。しかも、6点のリードをもらったからかどうかは分かりませんが、張り詰めたものが少し軽くなって、ホッとしたところもあったのではないでしょうか。相次ぐエラーで2点を失うと、さらに、3回には梶谷選手に一発を浴びました。迫り来る強力打線の足音…。もはや7回に1点差まで詰め寄られたときは、カープ打線はプレッシャーからか、どこか静かになり、相手は活気付く、ホームランで並ばれることは覚悟しました。

今日の試合、1点差に詰め寄られた中で、非常に大きな働きをしたのがジャクソン投手でした。6回から入った継投策も、一岡投手はいきなり先頭打者に不要な四球を与えての2失点、そして今村投手はロペス選手に一発を浴びました。にじり寄られるカープにとって、相手の勢いを止めるためには、「三者凡退」しかないという状況で、8回からマウンドに上がったジャクソン投手は、下位から始まる横浜DeNA打線をわずか10球で三者凡退に切り抜けました。ここで相手の勢いをピシャリと断った…これは試合の流れを考えても、大きかったと思います

8-7とカープ1点リードで迎えた9回表。マウンド上には守護神・中崎投手。相手も焦りからか、打ち損じているように感じました。先頭の桑原選手を2球でセカンドフライに抑えると、続く梶谷選手にはいきなり3ボールとカウントを悪くしますが、最後はセンターフライに抑えます。そしてロペス選手には四球…今日、一発を打たれた打者であり、たとえ自分が打たれたわけじゃなくとも、警戒したのでしょう。しかし、筒香選手に打順がめぐってきました。

相手はホームランを打ちたがっています。その中での第1球目は143キロのストレート。外角への球で空振りを奪うと、続く外角への変化球はストライクゾーンぎりぎりいっぱいに決まって、追い込みました。そして3球目…石原選手は高めの球を要求します。中崎投手はそのミットに向かって、渾身の力で投げ込みました。伸びのあるストレートは、一瞬、下をバットが通り抜け、そして石原選手のミットに納まりました。空振り三振!!!ゲームセットで、カープの25年ぶりの日本シリーズ進出が決まった瞬間でした

非常に厳しい戦いでした…いや、やはりあと1勝のプレッシャーもあったのでしょうが、ミスから失点を喫し、序盤に挙げた6点のリードをフイにしかけました。しかし、その根底には、緒方監督の強い信念に満ちた我慢の采配にもありました。岡田投手を5回まで続投させ、あくまでも勝利の方程式を崩さずに、信頼を貫き通しました。その先には、選手がその期待に応えようと全力でプレーしてくれ、そして日本シリーズ出場を決めてくれました。まだ相手は分かりませんが、今のカープなら、7戦かかっても、勝利を手繰り寄せてくれる底力はある!短期決戦の難しさを実戦で知り、その経験も糧に、さあ、日本一へ残り4勝だ!!


・CSのMVPに田中選手!

打線はけして調子が良いわけではありませんでした。しかし、1番・田中選手がまさに「リードオフマン」の活躍を見せてくれたことで、チームは希望がわき、勇気をもらい、そして日本シリーズ進出のキップを獲得できたといっても過言ではありません。一時は打率.909、出塁率.938という、見たことがない数字に到達し、チームの日本シリーズ進出に大きく貢献した田中選手がCSの最優秀選手に選ばれました。

もし、田中選手が不調だったり、いなかったりしたら、このCSファイナルステージはどうなっていたでしょうか。田中選手が出塁したから、勝負どころで大きな追加点を挙げてくれたから、打席で粘って出塁してくれたから…その功績は計り知れません。第4戦の今日も、初回に11球粘って四球で出塁し、5回には変則左腕の砂田投手から、追い込まれながらも、最後は三遊間を破るタイムリーを放ちました。小窪選手の本塁クロスプレーでの好走塁もありましたが、1番打者としてこれ以上ない完璧な仕事をやってのけました。

終わってみれば、12打数10安打で打率.833。しかも、四球は5つで、出塁率は.882。凡退したのは2戦目のセカンドゴロと、今日の山崎康投手から喫した三振のみ。神ってますね。このCSに関しては1番降格の可能性もあったといいます。しかし、今までどおりの起用で、その中で最高の結果を残しました。大舞台で最高の結果を残したリードオフマン…日本シリーズでも、この調子で、チームを引っ張ってほしい!


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