☆連載企画☆今季の選手の起用法2017(9)~外国人選手編~

☆連載企画☆今季の選手の起用法2017(9)~外国人選手編~

毎年恒例の連載企画「今季の選手の起用法」。2017年版ということで、今回取り上げるのは今季、投手4人、野手2人という構成となった外国人選手。その起用は果たしてどうなるのかを考えてみたいと思います。


昨季のカープの外国人選手を振り返ってみると、投手はジョンソン投手、ジャクソン投手、ヘーゲンズ投手、そして途中加入のデラバー投手の4人、野手はエルドレッド選手、ルナ選手、プライディ選手の3人の計7人で構成されていました。

ジョンソン投手は先発の柱として15勝をマークし、現在はゆるぎないエースとなっています。ジャクソン投手は67試合に登板し、セットアッパーとして活躍し、ヘーゲンズ投手は中継ぎに先発にとフル回転でマウンドに上がりました。一方で野手ではルナ選手は故障がちだったものの、4番を務めると、「つなぎ」の打撃で、首脳陣が持っていた4番の固定観念を変えましたし、エルドレッド選手もフルに1軍定着とはならなかったものの、自慢の長打力を存分に発揮しました。

このように多くの外国人選手が活躍したことで、カープは25年ぶりの優勝の大きな戦力となりました。その一方で、多くの外国人選手を抱え、1軍で起用する選手が固定されたこともあって、デラバー投手は1軍ではわずか2試合の登板にとどまり、プライディ選手にいたっては、ドミニカカープアカデミー出身選手を除いては、初めて1軍昇格がないまま、1年でチームを去ることになりました。7人の外国人選手が在籍することになれば、このようなケースもあるのでしょう。

そんな昨季、カープに在籍した外国人選手の成績を振り返ってみると…

・ジョンソン投手
26試合 15勝7敗0S 180.1回 被安打154 141奪三振 防御率2.15
・ジャクソン投手
67試合 5勝4敗0S 68.1回 被安打46 89奪三振 防御率1.71
・ヘーゲンズ投手
50試合 7勝5敗0S 83.1回 被安打71 33奪三振 防御率2.92
・デラバー投手
2試合 0勝0敗0S 2回 被安打0 4奪三振 防御率0.00

・エルドレッド選手
95試合 316打数93安打 21本塁打53打点 86三振 打率.294
・ルナ選手
67試合 243打数66安打 5本塁打34打点 47三振 打率.272
・プライディ選手
1軍出場なし

一昨年まで、特に野村監督時代から、4番は確実性よりも長打力という起用が多く、外国人選手にゆだねる傾向が顕著にありました。また、1軍登録できる外国人選手は4枠ですが、そのうち3枠を野手が占めるほど、守るよりも、攻撃に重きを置く傾向もありました。

しかし、昨年の緒方監督の采配は違っていました。開幕こそ、1軍は投手がジョンソン投手とジャクソン投手、野手がルナ選手とエルドレッド選手の投手2、野手2の編成でしたが、4月中旬にルナ選手が故障で離脱すると、従来のやり方であればプライディ選手を1軍昇格するところで、ヘーゲンズ投手を昇格させました。これにより1軍の外国人の編成は、投手3、野手1となったのです。

このことで、7回以降の勝利の方程式がしっかりと確立され、リードすれば逃げ切れる、僅差ならば逆転できる環境を作り出すことが出来、カープは逆転劇を何度も生み出すことにつながりました。この投手3、野手1の配分の決断が、カープ優勝の大きなポイントとなりました


では今年はどうか。

今季のカープの外国人投手編成は、昨季大きな戦力となったジョンソン投手、ジャクソン投手、ヘーゲンズ投手に、最速159キロのストレートを投げ込むブレイシア投手が加わり、野手では今季から2年契約を結んでいるエルドレッド選手に加えて、サードが守れ、スイッチヒッターのペーニャ選手が加わりました。

昨年の1軍は、シーズンの大半を投手3、野手1という守りを重視した外国人編成を採用しました。しかし開幕の時点では投手、野手ともに2人ずつ1軍に登録していたことを考えれば、ベースはやはり投手2、野手2ということになるのではないでしょうか。

投手では、先発の軸であるジョンソン投手は間違いなく1軍で確定です。しかし、残り3つの枠は戦力的に不足している部分を補う形になるのではないかと思われます。

例えば先発ローテーション。6人ほしい中で、現状ではジョンソン投手と野村投手の2人しか決まっていません。候補として名前が挙がっているのは、右腕であれば大瀬良投手、福井投手、岡田投手、左腕であれば床田投手、戸田投手、塹江投手といったところになりますが、彼らがキャンプ、オープン戦でどの程度先発として結果を残せるか、そして先発ローテーションに入り込めるか次第では、今季は先発として期待されるヘーゲンズ投手を1軍枠に入れる可能性が高まるでしょう

それは中継ぎにもいえます。昨年は勝利の方程式が安定していたことで、幾度となく逆転勝利を演出してきました。中継ぎ、とりわけ勝利の方程式を充実させることは今年も大きな課題です。そのため、中継ぎ候補の今村投手や一岡投手、さらにルーキーの加藤投手らがどこまで戦力になるかの見極めも必要ですが、セットアッパー候補のジャクソン投手、もしくはブレイシア投手のうち、どちらが1人が、もう1枠の外国人投手枠にはまってくるのではないでしょうか

野手については、投手でいくつの外国人枠を使うかによって左右されるでしょう。投手は先発のジョンソン投手、セットアッパー候補の中継ぎ投手の1人の計2枠は確定でしょう。あとは、先発のコマ不足でヘーゲンズ投手を1軍で起用するなら、野手は1人となるでしょうし、ひとまず先発の数が足りている状態であれば、投手2人、野手2人という体勢になるのではないでしょうか

いずれにしても、6人の外国人選手のうち、4人は昨季から続いて戦力となる選手たちです。すでに実力、経験もあるだけに、計算を立てやすいという大きなメリットがありますし、何と言っても、昨年の優勝メンバーですから。そこに2人の外国人選手が加わるわけですから、その層は非常に厚く、どのように起用していくかは、カープの「連覇」そして「日本一」という大目標を実現させるための大きなポイントとなるのは間違いないでしょう


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